連載:世界卓球2021「実力ランキング」

世界卓球女子シングルス「実力ランキング」 伊藤美誠、石川佳純ら日本勢の順位は?

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日本からは伊藤美誠(写真)、石川佳純ら5名が出場 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

 男子シングルスの馬龍(中国)と同じく、女子シングルスでも前回王者の劉詩ブン(中国)が「心身の調整」のため今回の世界選手権を欠場。誰が優勝しても初の世界女王という状況の中で種目が行われる。日本からは東京五輪代表の伊藤美誠、石川佳純、平野美宇に、9月下旬から10月上旬にかけて開催されたアジア選手権で優勝を果たした早田ひな、同3位の芝田沙季の5名が出場する。優勝戦線をリードするのは、やはり中国勢。それを日本をはじめとしたアジア勢が追いかける。

10位:早田ひな(日本)

【写真は共同】

 世界選手権シングルスには初出場となるが、今年のアジア選手権では三冠女王に輝くなど勢いがある。日本女子屈指のパワーを誇り、フォアドライブの威力は世界でもトップクラス。サービス・レシーブも多彩で、得点バリエーションも豊富。さまざまな戦型への対応力も高い。持ち前の爆発力は上位陣にとっても脅威だろう。リザーブとして過ごした東京五輪を経て挑むこの世界選手権が、目標のパリ五輪へ向けて飛躍の大会となるかもしれない。

9位:杜凱琹(香港)

【写真は共同】

 鉄壁と称される前陣での両ハンドドライブは打球タイミングも速く、精度も高い。どんな場面でも冷静沈着にプレーできるメンタルも大きな武器。東京五輪シングルスではベスト8に終わったが、準々決勝では金メダルを獲得した陳夢(中国)を相手にゲームカウント2-0とリードを奪い、中国をヒヤリとさせた。中国勢に対しては攻めの姿勢を崩さず、アグレッシブなプレーを貫くことがカギになる。
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