「秋の実力校ランキング」関東大会編 センバツ連覇がかかる東海大相模が軸か
今秋の県大会は先発を務めた決勝以外に登板の機会がなかった求だが、4番打者として強力打線を引っ張った 【写真は共同】
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東海大相模と浦和学院は新監督の下で
1位としたのはセンバツ連覇の挑戦権を有す東海大相模(神奈川1位)だ。投打とも戦力が充実しており、関東でも頭一つ抜けている感がある。
夏の神奈川大会では優勝候補筆頭に挙げられながらも、部内で新型コロナウイルス感染者が出て準々決勝を前に無念の辞退となった。そして大会後には、春は3回、夏は2015年に甲子園優勝に導いた門馬敬治監督が勇退。元巨人で、今夏まで東海大静岡翔洋を率いていた原俊介氏が監督を引き継いだ。
東海大相模OBでもある原監督は、門馬前監督から継承した「アグレッシブベースボール」を推進し、チームは秋の県大会で6試合を戦って84得点4失点。激戦区・神奈川で圧倒的な力を示し、3年連続15回目の優勝を果たした。
投手の中心は庄田聡史(2年)だ。県大会では準決勝で横浜商大高を相手に13奪三振で完封する(7回コールド)など、エースナンバー「1」をつけた求航太郎(2年)が本調子でないなか、主戦の役割を果たした。最速140キロ超のストレートに加え、多彩な変化球を操る。
打線では、阪神コーチの平野恵一を叔父に持つ求が4番に座る。関東大会進出がかかる横浜商大高戦では2安打2打点と気を吐いた。優勝した春のセンバツでは2回戦の先発を担った求が投手として完全復調すれば、チームは盤石になるだろう。
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