【YouTube企画】ピッチングニンジャ 日本人投手を分析

「オオタニ、半端ないって」 ピッチングニンジャが語る大谷翔平の凄さ

丹羽政善

大谷翔平は今季、1918年のベーブ・ルース以来103年ぶりの同一シーズン2桁勝利&2桁本塁打を懸けて奮闘中 【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)の2021年シーズンが幕を閉じた。

 投手としては23試合に先発し、9勝2敗、防御率3.18。130回1/3を投げて、156奪三振。23回の先発の内、17回は2失点以下。5回以上投げて2失点以下だった試合では、7回も勝敗がつかなかった。

 また、勝率.818 はア・リーグトップ。130 イニング以上投げた投手の中で被打率.205はア・リーグ3位。奪三振率10.77は同5位。125イニング以上投げた投手の中で空振り率28.9%は同10位。100㍄以上の球をシーズンで11回以上投げた4投手のうちの一人(ア・リーグ先発)。ホームでは13回先発。78回1/3を投げて、6勝0敗、防御率1.95、93奪三振という数字が残った。

 46本塁打を放った打者・大谷にフォーカスが当たり気味だが、投手としてもリーグトップクラス。その背景をたどっていく。

オーバーレイで投手・大谷を分析

 無作為に選んだシーンが、図らずも今季の投手・大谷翔平を象徴した。

 今年5月、アメリカで有名な投球分析家“ピッチングニンジャ”を紹介した。今季の大谷が投手としても結果を残している要因を解説してもらうため、先日、再び彼の元を訪ねた。

 ピッチングニンジャは、複数の映像を重ね合わせるオーバーレイというテクニックで、球種ごとの軌道を可視化。さらに例えば、なぜ外角のボールになるスライダーを振ってしまうのか、という打者側の視点にも踏み込み、SNSで紹介することで知られる。その技術を利用して大谷を分析した場合、何が明らかとなるのか。

 すると、決して偶然ではなく、今年の大谷が投手としても、必然的に結果を残している要因が、浮かび上がった。

 まず、最初のYouTubeスポーツナビ公式チャンネルの動画は、オーバーレイの作成風景である。

スポーツナビ公式YouTubeチャンネルでピッチングニンジャが大谷翔平を分析!【第1回】
 ピッチングニンジャの本職は弁護士だが、新型コロナウィルスの感染が拡大してからは自宅からのリモートワークが中心で、普段からこんな感じで仕事もしているという。

 当初は、動画の編集だけだったので、机の上にあるのはモニターぐらいだったが、YouTubeを始めてからは、カメラ、マイク、照明などを買い足し、「こんなになってしまった」と苦笑する。

※リンク先は外部サイトの場合があります

 今回、映像を取り込んだ後でどうオーバーレイを制作し、さらには“しっぽ”を付け、より軌道を把握しやすくするための工夫を含めた一連の工程を紹介してくれた。

 このオーバーレイから何が分かるのかを、YouTubeスポーツナビ公式チャンネルの第2回動画で詳しく解説してもらった。詳細はそちらに譲るが、以下にそのことをより深く理解するための補足をしていきたい。

スポーツナビ公式YouTubeチャンネルでピッチングニンジャが大谷翔平を分析!【第2回】

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著者プロフィール

丹羽政善

1967年、愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。出版社に勤務の後、95年秋に渡米。インディアナ州立大学スポーツマネージメント学部卒業。シアトルに居を構え、MLB、NBAなど現地のスポーツを精力的に取材し、コラムや記事の配信を行う。3月24日、日本経済新聞出版社より、「イチロー・フィールド」(野球を超えた人生哲学)を上梓する。

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