連載:J1・J2「移籍・新戦力」を徹底的に語り尽くす!

須藤や藤原は開幕スタメンを狙えるか? 注目すべきJ1・J2高卒ルーキー10選

松尾祐希
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 コロナ禍が続くなか、今季も過密日程が組まれている。また、緊急事態宣言の期間が延長され、新外国人選手の合流が見通せない状況でもあり、昨年同様、若手にチャンスが巡ってくる可能性が低くない。そこで「J1即戦力ルーキー」「2〜3年後に台頭しそうなルーキー」「大化けの可能性を秘めたルーキー」「J2即戦力ルーキー」の4つの項目を設定。1月の高校選手権を沸かせた須藤直輝(鹿島)、藤原優大(浦和)を筆頭に、注目すべき高体連出身のルーキー10人をピックアップした。

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J1即戦力ルーキー:須藤直輝(鹿島)、藤原優大(浦和)

1年時から10番を背負い、高校選手権では昌平高を2大会連続ベスト8に導いた須藤。高校年代を代表するドリブラーだ 【写真:西村尚己/アフロスポーツ】

須藤直輝のプロフィール
昌平高→鹿島アントラーズ/MF
2002年10月1日生まれ、埼玉県出身/169cm・63kg

 昌平高から鹿島に加入する須藤直輝は元ブラジル代表のロナウジーニョに憧れる生粋のドリブラーだ。自由な発想に基づくプレーが最大の武器。フィジカル面の課題も新型コロナウイルスの影響で活動が中断した昨春に鍛え、速さとスキルに力強さが加わった。

 プロ入り後の主戦場は、高校時代と同じく2列目になる可能性が高い。土居聖真やファン・アラーノ、和泉竜司らが健在のうえ、高卒2年目の荒木遼太郎、松村優太らも控える激戦区だが、ザーゴ監督に若手を積極登用する傾向があるのは好材料。途中出場でも生きるタイプであるだけに短い時間で実力を示せば、1年目のブレイクもあり得るはずだ。
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著者プロフィール

1987年、福岡県生まれ。幼稚園から中学までサッカー部に所属。その後、高校サッカーの名門東福岡高校へ進学するも、高校時代は書道部に在籍する。大学時代はADとしてラジオ局のアルバイトに勤しむ。卒業後はサッカー専門誌『エルゴラッソ』のジェフ千葉担当や『サッカーダイジェスト』の編集部に籍を置き、2019年6月からフリーランスに。現在は育成年代や世代別代表を中心に取材を続けている。

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