ライバルが語るダルビッシュのすごさ 甲乙つけがたいサイ・ヤング賞の行方は?
自らの経験を裏付けしてくれたダルビッシュ
ナ・リーグのサイ・ヤング賞を争うダルビッシュとバウアー。互いに豊富な知識を持ち、球種や攻め方も似ている 【Getty Images】
※リンク先は外部サイトの場合があります
同じような軌道で異なる球種を投げ分ける――それがまさにピッチトンネルの基本概念だが、当時まだその理論が認知されていたわけではなく、投手らは経験でそれを知っていたに過ぎない。
そもそもバウアーは、大リーガーの打者が高めのボール球や外角のボールになるスライダーに手を出すことに対し、「なぜ、レベルの高いメジャーリーガーが、あれに手を出すんだ?」と不思議に思っていたという。自分が大リーガーとなったとき、それが投手のレベルの高さの裏返しであり、それを明確な形で示してくれたのが、例のダルビッシュのビデオだった。
以下で紹介する映像では、自ら打席に立った経験をもとに、その点についてダルビッシュのそのすごさを検証している。
【Trevor Bauer YouTubeチャンネルより】
実際に対戦して分かったことは?
1打席目の初球。ダルビッシュが投じたのはほぼ真ん中の甘いカットボール。しかしバウアーは、「相手は投手。4シームを投げてくる」と読んでいたため、反応できず。2球目は低めのカットボールを空振り。これは「4シームに見えた」そうで、体が泳いだ。3球目は見逃せばボールという外角に遠く外れるスライダーに手を出し、三振を喫している。この球に関してバウアーは、「まさにあの球を投げてくると予想していた」そうだ。
続きはスポーツナビ公式アプリ(無料)で読むことができます。
- アプリケーションはiPhoneとiPod touch、またはAndroidでご利用いただけます。
- Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
- iPhone、iPod touchはApple Inc.の商標です。
- iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
- Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。
- 前へ
- 1
- 2
- 次へ
1/2ページ