中畑清×新井貴浩「師弟対談」 熱血トークの“師”からは監督就任指令も
中畑氏と新井氏は駒大の先輩・後輩であり、中畑氏が新井氏にずっと目をかけてきた師弟の関係でもある。今回の対談では「監督」というテーマで、お二人にとことん語り合ってもらった 【平尾類】
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監督をやりたいと思わせてくれた監督は…
中畑氏は巨人一筋14年間のプロ選手生活の中で、長嶋監督、藤田監督、王監督に師事。3人の監督のなかで自分も将来、監督をやってみたいと思わせてくれたのは…… 【平尾類】
新井貴浩氏(以下新井、敬省略) 実は全くないんですよね……。ユニホームを脱いで2年経つのですが全く思わなくて。
中畑 自分の現役時代に、監督をやってみたいって思わせるような人はいなかったの?
新井 広島生まれ広島育ちなので、小さい頃は(山本)浩二さんを見てました。私が小学生の時に現役を引退されたのですが、自分の中で「ミスター赤ヘル」は浩二さんでした。
その浩二さんが監督の時に広島で選手としてプレーさせていただいたのですが、当時はBクラスが続いて強くない時期だったんです。その時に浩二さんが(メディアに)叩かれて。「カープファンの自分」と「カープの選手の自分」がいて、申し訳ない気持ちで一杯でした。浩二さんが我慢強く使ってくれたから今の私があると思う一方で、叩かれている姿を見ているのが辛くて。その思いが今も心に残っているのかもしれません。
中畑 そう考えるとオレはいい時代だったのかな。お世話になった監督が王(貞治)さん、藤田(元司)さん、長嶋(茂雄)さん。あとは駒大の太田(誠)さん。すべての監督にお世話になったけど、監督をやってみたいと思わせてくれたのが藤田さんだった。藤田さんの二次政権の時に現役を引退するんだけど、男としての包容力をすごく感じた。裏で支える連中にも事細かなところまで気を遣って。それを見た時にかっこいいなと。藤田さんは地味にサラリーマンを何年も経験しているんだよ。目配り、気配りがしっかりしているからどんどん引き込まれていく。藤田さんの下で控えをやった1年間で監督をやりたいなって強く思ったね。
衝撃を受けたブラウン監督の「練習改革」
新井氏は現役時代、広島で4人、阪神では3人の監督の下でプレーした。そのなかで特に印象に残っているのは、06〜07年に広島で師事したブラウン監督だという 【写真は共同】
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