ファンが選ぶ!監督ランキング

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スポーツナビでファン投票を実施した「監督ランキング」企画。ファンの方にプロ野球で好きな監督をそれぞれ最大3人まで選んで投票してもらいました。

はたして1位に輝いた監督は!?

ランキング

順位 名前 指揮を執ったNPB球団 得票率
1 野村克也 南海、ヤクルト、阪神、楽天 11.51%
2 星野仙一 中日、阪神、楽天 8.87%
3 落合博満 中日 7.62%
4 原辰徳 巨人 6.17%
5 仰木彬 近鉄、オリックス 5.81%
6 栗山英樹 日本ハム 4.65%
7 王貞治 巨人、ダイエー/ソフトバンク 4.06%
8 長嶋茂雄 巨人 3.74%
9 中畑清 DeNA 2.84%
10 秋山幸二 ソフトバンク 2.80%
11 工藤公康 ソフトバンク 2.50%
12 ボビー・バレンタイン ロッテ 2.15%
13 岡田彰布 阪神、オリックス 2.10%
14 アレックス・ラミレス DeNA 1.95%
15 梨田昌孝 近鉄、日本ハム、楽天 1.63%
16 辻発彦 西武 1.56%
17 緒方孝市 広島 1.46%
17 権藤博 横浜 1.46%
19 高橋由伸 巨人 1.38%
20 古田敦也 ヤクルト 1.29%

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解説

1位はヤクルトなど4球団で監督を務めた野村克也氏。通算1565勝は、自身が現役時代に師事した鶴岡一人氏が保持するNPBレコード(1773勝)には及ばないものの、歴代5位の素晴らしい記録だ【写真は共同】

 最も多くの支持を得たのが野村克也氏だ。34歳で南海ホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)のプレーイングマネジャーに就任すると、退団する1977年まで8年に渡ってその座に座り、80年に西武ライオンズで現役を引退した後はヤクルトスワローズ、阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を歴任した。

 自身が主砲、正捕手でもあった南海時代もチームをリーグ優勝に導いているが、やはり際立つのがヤクルト時代の功績だ。データを重視したいわゆるID野球を掲げ、在任9年間でリーグ優勝4回、日本一3回と球団の歴史上最も輝かしい時代を築いた。池山隆寛、古田敦也らをスター選手に育て上げ、また角盈夫、辻発彦など他球団から獲得したベテランの力もうまく引き出しながら、監督就任時には9年連続でBクラスと低迷していたチームを実力、人気を兼ね備えた強豪へと押し上げた。

 その後率いた阪神、楽天では成績は振るわなかったが、南海時代には投手の分業制をいち早く導入して機能させるなど、日本プロ野球界に残した功績は計り知れない。

 2位に入ったのが、闘将と呼ばれた星野仙一氏。現役時代を過ごした中日ドラゴンズでは二度に渡り監督を務め、通算11年でリーグ優勝2回、Aクラス入りが8回。さらに阪神では就任2年目の2003年に18年ぶりにセ・リーグの覇権をもたらし、楽天でも球団創設9年目での優勝と、指揮を執った3球団すべてで結果を残したのは特筆すべきだろう。エース田中将大の神懸かり的な活躍もあってパ・リーグを制した楽天時代の13年には、現役時代から通じて手が届かなかった日本一にも輝き、11年3月の東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方に希望をもたらした。

 現役時代にその星野氏の下でプレーした落合博満氏が3位。04年に監督として古巣の中日に11年ぶりに復帰すると、1年目にいきなりのリーグ優勝。川上憲伸、岩瀬仁紀ら強力投手陣と、キャッチャーの谷繁元信、二遊間の“アライバコンビ”(荒木雅博、井端弘和)を中心とする堅固な守りを背景に、在任8年間ですべてAクラス入り、リーグ優勝4回、日本一1回と黄金期を築き上げた。

 野村監督率いるヤクルトや、星野監督が指揮を執る中日がセ・リーグでしのぎを削り合っていた80年代後半から90年代に、パ・リーグきっての名将として鳴らした仰木彬氏は5位に入っている。近鉄バファローズ時代には、当時絶対的な強さを誇った西武に果敢に立ち向かい、就任2年目の89年にはその牙城(がじょう)を崩して前年にあと一歩届かなかったパ・リーグの覇権をもたらした。さらに94年に監督に就任したオリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)ではイチローを見いだし、95年、96年と連覇を達成。96年には日本シリーズで巨人を下し、悲願の日本一にも輝いた。

今季が巨人の指揮官として通算14シーズン目となる原辰徳監督は、現役監督では最上位の4位。今年9月には川上哲治氏が持つ球団記録の1066勝を抜き、巨人で最も多くの勝利をもたらした監督となった【写真は共同】

 今季、NPB球団で指揮を執る現役監督の中では、巨人の原辰徳監督が最多票を集めて4位にランクされた。02~03年の第一次政権、06~15年の第二次政権を通じてリーグ優勝7回、日本一3回と素晴らしい功績を残し、さらに昨季、4年ぶりに復職すると、停滞気味だったチームを上昇気流に乗せて見事リーグ優勝に導いた。打つ手、打つ手が的中するなど、その手腕はさすが。監督復帰2年目の今季、チームは他を寄せつけない圧倒的な強さで早々と独走態勢を築いている。

 巨人の監督では、王貞治氏(7位)と長嶋茂雄氏(8位)もトップ10に入った。現役時代には前人未到の9連覇の原動力となるなど、巨人のみならず日本の球史に燦然(さんぜん)と輝く二大巨頭だが、ともに監督としての実績も素晴らしい。

 球団の終身名誉監督である長嶋氏は、巨人の監督を通算で15年務め、現役の原監督、9連覇の偉業を成し遂げた川上哲治氏とともに通算勝利数は1000を超える。現役を退いてすぐに監督の座に就いた第一次政権時代は、自身を含めたV9戦士の引退でチームは過渡期にあり、若手を徹底的に鍛え上げた。その時の若手のひとりが中畑清氏。12~15年に横浜DeNAベイスターズで指揮を執った中畑氏は、長嶋氏に次ぐ9位にランクされている。4シーズンともBクラスと結果は残せなかったが、大器・筒香嘉智を覚醒させるなど、後任のアレックス・ラミレス監督(14位)の下で近年好成績を収めているチームの礎を築いた功績が評価されたのだろう。

 一方、現在はソフトバンクの会長を務める王氏は、監督としてはむしろダイエー/ソフトバンクのイメージが強いかもしれない。巨人では84年から5年間指揮を執り、87年にはリーグ優勝も果たしているが、95年に就任して14年もの長期政権を築いたホークスでは、福岡移転当初はBクラスが指定席だったチームを常時優勝争いに加われる強豪へと引き上げ、リーグ優勝3回、日本一に2回導いた。巨人時代も含めた通算勝利数1315は歴代8位の記録だ。

 その王氏の後を継ぎ、09年からソフトバンクを率いた秋山幸二氏は10位に入った。在任6年間でリーグ優勝3回、日本一2回というのは申し分ない成績だ。秋山氏の後任として、15年からソフトバンクを指揮する工藤公康監督が11位。昨季までの5年間で日本一を逃したのは16年の一度だけで、今季は3年ぶりにリーグ優勝も果たした。自身の現役時代に達成できなかった4年連続日本一の偉業を成し遂げられるか、注目される。

 工藤ホークスが唯一、日本シリーズ出場を逃した16年にその行く手を阻み、日本一に輝いたのが栗山英樹監督率いる北海道日本ハムファイターズ。今年で在任9年という長期政権を築く栗山監督は、現役では原監督に次ぐ票を集めて6位にランクされた。大エースのダルビッシュ有が退団してアメリカに渡るという厳しい状況で監督に就任した後も、翌13年に糸井嘉男、18年には大谷翔平と、チームの大黒柱と言える選手を次々と失いながら、低迷期を長引かせずコンスタントに好成績を収めているのは素晴らしい。

(企画構成:YOJI-GEN)

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