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ブンデスリーガ特集2020-21
ブンデスリーガ最年長にしてチームの要
地元番記者も太鼓判を押す長谷部誠の実力

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36歳になった長谷部誠は、現在でも躍動感に満ち溢れている
36歳になった長谷部誠は、現在でも躍動感に満ち溢れている【Getty Images】

 2008年1月にドイツへ渡ってから約12年半の月日が過ぎた長谷部誠。ヴォルフスブルク、ニュルンベルク、そして現所属のフランクフルトでのシーズンは充実感に満ち溢れ、ブンデスリーガ最年長の36歳で迎える今季も、彼はドイツのトップシーンで戦う。


 年齢を積み重ねるごとにプレーにすごみを増し、日本だけでなく、現地サポーター、クラブスタッフ、チームメート、メディアからも高い評価を得る長谷部。なぜ彼は、これほど長期にわたってハイレベルなパフォーマンスを発揮し続けられるのか。そのプレースタイル、備え持つ素養、彼自身の性格、ドイツでの生活など、さまざまなファクターを通して、現地記者がその理由を考察する。

ブンデス最年長の男

 今年6月末、ドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトが昨季最後のホームゲームでパーダーボルンに勝利し、コロナ禍でなんとも奇妙だったシーズンを締めくくったとき、長谷部誠は日本にいた。膝の小さな遊離体を取り除く手術を受けるために、だ。


 チームを指揮するアディ・ヒュッター監督は「劇的なものではない」と言ったが、フランクフルトのファンや記者たちの多くは、『長谷部は新シーズン開幕には間に合わないだろう』『ヨーロッパリーグ決勝トーナメントのバーゼル戦セカンドレグでピッチに立つなんて、もってのほかだ」と思っていた。ところが8月6日、長谷部はそのピッチに立っていた。まるで何ごともなかったかのように……。


 ブレーメンに所属していたクラウディオ・ピサーロが41歳で現役引退した今、長谷部は36歳と7カ月で今季のブンデスリーガ最年長選手になったが、どうやら、この男が“壊れる”ことはないらしい。もっともピサーロはブレーメンでの最後の2シーズンで、出場したとしても最後の数分しかプレーしていなかった。一方、長谷部はいまだにレギュラーで、昨季は公式戦55試合のうち39試合に出場し、大抵はチームでベストのパフォーマンスを披露していたのだから、ピサーロとは比べものにならない。


 長谷部自身も、外国人選手でありながらブンデスリーガ最年長であることを誇りにしている。かつてフランクフルトでプレーし、その後レヴァークーゼンでもプレーした韓国人レジェンド車範根(チャ・ブングン)のブンデスリーガ308試合出場というアジア人記録を更新し、これまで311試合に出場している事実も、長谷部の偉大さを如実に示している。

トーマス・キルヒェンシュタイン(『フランクフルター・ルントシャウ』紙)

スポナビDo

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