ラ・リーガで最も成功した日本人選手 乾貴士はエイバルだから成長できた
乾貴士はスペインでエイバル、ベティス、アラベスと渡り歩き、今季再びエイバルでプレーしている 【Getty Images】
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意図せず新たな扉が開かれることに
当時はウイングの補強が必要で、機会をうかがっていたところ、ドイツでプレーしていたタカシの存在が浮上し、検証した上で獲得を決断しました。我々が探していたのはウイングでプレーする選手であり、日本のような新たなマーケットの開拓を考えていたわけではないんです。ですので、タカシがエイバルの一員となったことで、意図せず新たな扉が開かれることになりました。日本とのつながりを深めていったのはその後のことです。
――ヨーロッパでは日本人選手の獲得に対してマーケティングと結びつけて見られることが多いですが、本当にスポーツ面の戦力としてしか考えていなかったんですね。
アジア出身の選手はマーケティングと関連づけて見られることが多いのは確かです。ただ、我々の場合はスポーツ面の補強としか考えていませんでした。欲しかった選手を獲っただけで、マーケティング云々(うんぬん)は後から付いてきたものです。
――乾選手の加入で生じた反響を受け、それを生かした国際事業に取り組み始めたということですね。
その通り。日本人記者たちがタカシの試合を取材し、イプルア(本拠地ムニンシパル・デ・イプルア)を訪れる日本人ファンが増えていくのを目の当たりにするなかで、我々はクラブとして日本への扉を開き、日本の市場に参入し、新たな提携を模索していくことを決めました。
――それらの取り組みが成功するためには、乾選手のピッチ上での活躍が不可欠だったと思います。エイバルに定着した彼と、ラ・リーガで成功できなかった他の日本人選手の一番の違いはどこにあると考えますか?
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