投手マニア・お股ニキが推薦する注目株 千賀も認めたソフトバンクの若手とは?
第1回は、カブスのダルビッシュ有や福岡ソフトバンクの千賀滉大ら、親交のあるトップ選手にアドバイスを送る、Twitterで人気の評論家・ピッチングデザイナーのお股ニキが登場(Twitterアカウントは@omatacom)。千葉ロッテ・種市篤暉や東北楽天・森原康平など、急成長中の選手にも著書(通称お股本)の愛読者が多く存在します。本稿では、投手マニアを自認するお股ニキによる2020年のプロ野球の順位予想と、投手を中心とした今シーズンの注目選手を紹介します。
パはソフトバンク、楽天を中心に優勝争い
シーズン最多本塁打の記録を持つバレンティンら、今季もソフトバンクは積極的な補強を敢行した 【写真は共同】
1位 福岡ソフトバンクホークス
2位 東北楽天ゴールデンイーグルス
3位 埼玉西武ライオンズ
4位 千葉ロッテマリーンズ
5位 オリックス・バファローズ
6位 北海道日本ハムファイターズ
ソフトバンク、楽天を中心に優勝を争い、西武、ロッテまでがAクラスを争うと予想する。ケガ人さえ出なければ、圧倒的な戦力を有するソフトバンクの優位性は揺るがない。東京五輪などでモイネロ、グラシアル、デスパイネらキューバ勢が欠けたり、ケガ人が出るのを織り込み済みでバレンティンを獲得するなど、不測の事態にも対応可能な陣容を整えている(編集注:東京五輪は2021年7月23日〜8月8日に延期予定)。投手陣はエースの千賀を筆頭にバラエティー豊かな選手がそろい、短期決戦にも滅法強い。新加入のメジャー54勝左腕・ムーアはかなり期待が持てそうだ。開幕の延期は、投手に故障者が多いソフトバンクにプラスに働くかもしれない。
楽天も積極的な補強で、かなりバランスのいい布陣となっている。投手陣はハイレベルで、打線も下位まで出塁率の高い打者が並び、打ち取るのに苦労しそうだ。新加入のシャギワは、速球に角度と伸びこそないものの、メジャーでもトップクラスだったスライダーが素晴らしい。三木肇新監督が掲げる細かな野球がどこまで実を結ぶか、注目だ。
毎年のように主力が抜けても野手の総合力で補い、2年連続でペナントレースを制した西武だが、秋山翔吾の穴は小さくないように見える。課題の投手陣をどれだけ底上げできるか。積極補強のロッテも戦力が整いつつある。ドラフトが改善したオリックスも若手投手陣がそろって伸びてきており、楽しみな陣容だ。投手マニアの私としては、ソフトバンクとオリックス、楽天の投手陣には特に注目している。日本ハムはマルティネスや上沢直之ら投手陣の中心選手は復帰したが、やや戦力の不足は否めないか。
続きはスポーツナビ公式アプリ(無料)で読むことができます。
- アプリケーションはiPhoneとiPod touch、またはAndroidでご利用いただけます。
- Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
- iPhone、iPod touchはApple Inc.の商標です。
- iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
- Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。
- 前へ
- 1
- 2
- 3
- 次へ
1/3ページ