井上大仁、失意のMGCから再スタート 気持ちを吹っ切り、つかんだ自信と手応え
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「4強」の一角がまさかの失速
昨年9月のMGCでは、完走した中で最下位に沈んだ井上。気持ちを切り替え、東京マラソンで代表の切符を手繰り寄せる 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】
「注目が集まるのは光栄です。世間的には大変なことになっているので、その中で走れることをしっかり受け止めてレースに向かっていければと思います。ただ、今はそこまで張り詰めた感じはないです。調子は悪くないですし、練習もできている。やるべきことを淡々とこなしています」
19年9月に行われた東京五輪マラソン代表選考レース「MGC」では、完走した選手のうち、最下位となる27位。まさかの結果に終わった。この結末を一体誰が予想していただろうか。戦前の予想では、日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)、設楽悠太(Honda)、服部勇馬(トヨタ自動車)と並び、「4強」と評されていた井上。18年8月にインド・ジャカルタで行なわれた、気温30度を超えるアジア大会も制し、暑さにも強さを見せていただけに、代表争いでも有力候補に挙がっていた。しかし、最初に第2集団に動きが出た12キロ過ぎから徐々に遅れをとり、最後まで本来の走りを見せることができなかった。
「あの結果がすべて。色々なことが足りなかったと思います。ただ、レース中にどうしようもないという感じは初めてでした。大会前の練習も、レース当日も思うように体が動かないという感じがあったんです」
同レースを制した中村匠吾(富士通)、服部、大迫の3人によるラスト勝負に熱狂した東京・神宮外苑のフィニッシュ地点。そこから遅れること10分以上、2時間22分10秒もの時間を費やした、井上の長くて苦しい42.195キロが静かに幕を閉じた。
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