佐藤悠基の終わりなきマラソンへの探求心 東京五輪代表争い、その先に見据えるもの
東京マラソンに挑む佐藤悠基 【撮影:白石永(スリーライト)】
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不完全燃焼に終わったMGC
悔しさを残したMGCからわずか2カ月ほどで挑んだ福岡国際マラソン。東京へ向けたステップとして、有意義なレースとなった 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
「どこかで誰かが我慢できずに動きがあるのかなと思っていました。ただ15キロでばらけた時点では、いずれまた集団に戻るかなと思って後方にいたら、差がついてしまったんです。そのときに集団を引っ張る形になり、ちょっと余計な力を使ってしまったかなと思います」
ゴールタイムは2時間20分13秒。出場30選手中23位に終わった。「夏前までは順調だった」というトレーニングも、海外合宿を終えた8月に2度の体調不良に見舞われ、「2、3回重要な練習ができなかったり、最後の所で苦労しました。直前で帳尻は合わせられたかなと思いましたけど、状態は7割程度。これでは戦えません。マラソンはごまかしが効かないですね」と悔しさを滲(にじ)ませた。
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