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テレビにくぎ付けになったベレッティニ少年
今、あの日のナダルを追いかける

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「最も躍進した選手」に輝いたベレッティニ。今をときめく「次代の旗手」候補だ
「最も躍進した選手」に輝いたベレッティニ。今をときめく「次代の旗手」候補だ【Getty Images】

 2019年12月19日に「2019 ATP Awards」が発表された。2019年に最も躍進したテニスプレーヤー(Most Improved Player of the Year)――それが、マテオ・ベレッティニ(イタリア)に与えられた称号である。


 昨シーズンを迎えた時、格闘家を思わせる巨躯が印象的なイタリア人の世界ランキングは54位だった。それがシーズン終了時には、8位にまで至っている。


「僕自身を、そしてコーチやトレーナーらチームのみんなを誇りに思う。シーズンが始まった時、こんなことが起きるなんて想像できなかった」


 シーズン最後の試合を勝利で終えた2019年のシンデレラボーイは、感激に幾分声を上ずらせた。

少年ベレッティニをテニスの道に引き戻した2つの経験

14年の歳月を経て、プロテニス選手になるきっかけとなったナダルと全米の舞台で対戦することに
14年の歳月を経て、プロテニス選手になるきっかけとなったナダルと全米の舞台で対戦することに【Getty Images】

「男性の前でカルチョ(サッカー)とママを罵ってはいけない」と言われる国、イタリアの首都ローマで生まれ育ったベレッティニが子供の頃、母親に連れられて向かっていたのはテニスコートだったという。


「両親が地元テニスクラブの会員だったから、僕もテニスコートによく行った。ラケットを手に取るのは、ごく自然なことだったんだ」


 もっとも、かの国で育った少年の例に漏れずベレッティニもやがてサッカーに夢中になり、さらには柔道にものめり込んだ。そのため7、8歳の頃には、テニスの優先度はかなり下がっていたという。そんなサッカー&柔道少年を再びテニスの道に引き戻したのは、2歳年下の弟だった。

内田暁

テニス雑誌『スマッシュ』などのメディアに執筆するフリーライター。2006年頃からグランドスラム等の主要大会の取材を始め、08年デルレイビーチ国際選手権での錦織圭ツアー初優勝にも立ち合う。近著に、錦織圭の幼少期からの足跡を綴ったノンフィクション『錦織圭 リターンゲーム』(学研プラス)や、アスリートの肉体及び精神の動きを神経科学(脳科学)の知見から解説する『勝てる脳、負ける脳 一流アスリートの脳内で起きていること』(集英社)がある。京都在住。

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