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男子テニス新時代を切り開く“先導者”
「ズベレフ家」の最高傑作

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強力なサーブとストロークで相手を押し切るスタイルが魅力のズベレフ。鋭いリターンも評価が高い
強力なサーブとストロークで相手を押し切るスタイルが魅力のズベレフ。鋭いリターンも評価が高い【Getty Images】

 現在、男子テニス界において「次代の旗手」となりうる存在を数多く擁しているのが、19〜23歳のジェネレーションだ。その“一大勢力”を形成する若者たちには、ある傾向を見いだすことができる。それは、両親や親族にロシア(旧ソ連)のルーツを持つ者が多いこと。そして両親のいずれか、もしくは両方が指導者や元選手であり、幼少期から親の手ほどきを受けてテニスの腕を磨いていたことだ。


 こうしたネクスト・ジェネレーションに見られるトレンドを最も色濃く体現する人物、それがアレクサンダー・ズベレフである。

マリーやジョコビッチを“お兄ちゃん”と呼ぶ少年

一足先にプロになった兄を通して、幼いころからジョコビッチなどのトッププレーヤーを近くで見てきた
一足先にプロになった兄を通して、幼いころからジョコビッチなどのトッププレーヤーを近くで見てきた【Getty Images】

 今をさかのぼること約5年。当時世界ランキングでトップ10の一角を占めていたアンディ・マリー(イギリス)は、まだ少年の面影が残る長身の17歳を見て、思わず「君があの時の子どもか!?」と声をあげたという。「覚えてる? あの頃の君はまだ小さくて、僕がテニスやサッカーで遊んであげたりしたんだよ」。


 その時の小さな男の子こそ、マリーの友人で「同期」としてジュニアの大会を転戦したミーシャ・ズベレフの10歳年少の弟、アレクサンダーだった。

内田暁

テニス雑誌『スマッシュ』などのメディアに執筆するフリーライター。2006年頃からグランドスラム等の主要大会の取材を始め、08年デルレイビーチ国際選手権での錦織圭ツアー初優勝にも立ち合う。近著に、錦織圭の幼少期からの足跡を綴ったノンフィクション『錦織圭 リターンゲーム』(学研プラス)や、アスリートの肉体及び精神の動きを神経科学(脳科学)の知見から解説する『勝てる脳、負ける脳 一流アスリートの脳内で起きていること』(集英社)がある。京都在住。

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