連載:箱根駅伝ライバル物語
「4代目・山の神」の座は譲らない! 国学院大・浦野と法政大・青木のプライド
「4代目山の神」を目指す国学院大・浦野(写真左)と法政大・青木 【写真:アフロスポーツ】
“山の神に最も近い男”のさらなる進化
国学院大をけん引する浦野雄平 【水上俊介】
そう話すのは、今季の箱根駅伝で「山の神」に最も近いと言われる浦野雄平だ。チームメイトの土方英和(4年)から「なんでもできる」と評される男は、国学院大記録を次々と塗り替えてきた。
大学2年時に20キロで58分44秒、大学3年時にハーフで1時間2分02秒。今季は5000メートルで13分45秒94、1万メートルでも28分25秒45をマークしている。
箱根駅伝でもマルチな能力を発揮した。1年時は山下りの6区を任され、2年時は1区で区間2位。前回は初めて山上りの5区に挑むと、1時間10分54秒で走破。従来の区間記録を50秒も短縮して、区間賞を獲得した。
一躍注目を浴びるようになった浦野だが、最近は強く意識しているランナーがいるという。前回の箱根駅伝4区で区間記録を1分半近く塗り替えた相澤晃(東洋大4年)だ。
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箱根4区、5区の“区間記録保持者対決”は、3月の学生ハーフで実現した。浦野は故障明けの状態だったが、ライバル目がけて果敢に攻め込んだ。
「練習がうまく積めていなかったこともあり、相澤君に主導権を握らせたくなかったんです。相澤君が前で走るなら、僕も前に出て、同じ土俵で戦いました。ユニバーシアードの代表よりも相澤君のことを意識してしまい、余計な力を使ってしまいました」
3位までがユニバーシアード代表となるレースで浦野は5位に終わったが、「僕は積極的にレースを引っ張るタイプではなかったんですけど、学生ハーフを機に変わりました」。相澤とのレースが、浦野のさらなる進化につながった。
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