香港Cは地元勢レベル低し、日本馬が優勢 国際GI・4レースの馬券の狙い目を伝授
【香港カップ】ウインブライトが最右翼
地元馬恐れるに足らず、ウインブライト(右)が春秋香港国際GI勝利を狙う 【Photo by Getty Images】
過去の傾向からは香港対日本という図式のレースだけに、今年の香港勢のレベルからすると、日本優勢。ウインブライトを最右翼とするべきだろう。
この秋はオールカマーが1.5秒差9着惨敗だったが、休み明けに加えて苦手のスローペース。得意距離から1ハロン長い2200m。いかにも条件が厳しかった。天皇賞・秋は、苦手の左回り・直線の長いコースでアーモンドアイから1秒1差8着。6着サートゥルナーリアからは0秒2差で、よく頑張ったといえるのではないか。香港カップを勝って春秋の2000m国際G1を制覇し、この馬の能力を世界に示したいところだ。
相手には香港馬フローレを抜擢したい。休み明け3戦目で香港ジョッキークラブカップを戦い、エグザルタントの0秒2差2着。ようやく間に合った印象だ。
3番手には、前走58kgを背負わされたグロリアスフォーエバー。このメンバーで57kgなら侮れない。
頭数と人気からしてもう1頭は買えないかもしれないが、オッズが合えばマジックワンドを押さえたい。
【香港ヴァーズ】地元大将格に不安……ラッキーライラックを1番手に
連覇を狙うエグザルタントが大外枠で不安……ならばラッキーライラックの出番だ 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】
まず考えるのは、過去10年は欧州調教馬優勢というデータ。しかし、欧州調教馬7頭から、抜けて強そうな馬は見当たらない。帯に短し襷に長しという様相だ。
ならば、思い切って日本勢でどうか。以前のJRAオッズは日本馬が低く、「日本馬を買うなら現地で」だったが、ここ2年ぐらいで差はなくなってきた。日本にいても日本馬を買っていい時代が到来しているのだ。
日本馬の1番手に推したいのはラッキーライラック。マイル〜1800mを中心に使ってきた馬だが、前走エリザベス女王杯では2200mで快勝。もともと、オークスではアーモンドアイの3着。半姉ラルクは5歳になってから2400mを勝っている。2400mでも何ら遜色はないはずだ。
相手はやはりエグザルタントで、連覇があっても驚かないが、2、3着のほうが可能性は高いと考える。
あとは欧州勢を積極的に買いたい。アスペター、プリンスオブアラン、アンソニーヴァンダイクまで。
日本馬では、ディアドラは距離が長い。グローリーヴェイズもこのメンバーに入るとどうか。いずれも軽視としておきたい。