長打力No.1は山川と鈴木誠也の一騎打ち プロ野球部門別ランキング・打者総集編
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山川vs.鈴木!? トップ10に日本人打者が8人
「カープの4番」から「日本の4番」に成長した鈴木誠也。パワーだけでなく、走攻守全ての面でハイレベルな選手だ 【写真は共同】
その山川を猛追したのが鈴木誠也(広島)だった。シーズンでは打率.335で首位打者に輝いた一方、本塁打数はリーグ9位の28本。しかし、先日まで行われたプレミア12で、侍ジャパンの新4番として3本塁打を放ち、大会MVPに輝くなど、絶大な存在感と長打力を発揮。全体の20.39%(4457票)の支持を集め、今季43本塁打で2年連続のタイトルを獲得したソト(横浜DeNA)を上回って2位にランクインした。
以下、新人王に輝いた村上宗隆(東京ヤクルト)、吉田正尚(オリックス)、中村剛也(西武)、坂本勇人(巨人)、バレンティン(ヤクルト)、筒香嘉智(DeNA)、岡本和真(巨人)がトップ10入り。誰もが認める“ミスターフルスイング”柳田悠岐(福岡ソフトバンク)は故障での長期離脱が響き、惜しくも11位となったが、トップ10の中で助っ人外国人は2人のみ。残りを日本人打者が占めたことは、現在未来の日本球界にとってポジティブな要素と言えるだろう。
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「坂本=勝負強い」という普遍的なイメージ
勝負どころでの快打で、今年も東京ドームを沸かせた坂本 【写真は共同】
その鈴木に次ぐ2位には、全体の13.31%(1306票)を得票した、セ・リーグMVPの坂本が選ばれた。打率.312、40本塁打、94打点だった今季の成績はもちろん、レギュラーに定着した08年以降の永続的な活躍により、「坂本=勝負強い」という評価は普遍的なものとなっている。
3位には今季のパ・リーグ打点王であり、歴代通算最多満塁本塁打の記録を持つ中村剛也(西武)が入った。4位には驚異の得点圏打率.411をマークし、初のシーズンMVPを獲得した森友哉(西武)、5位には同.351の會澤翼(広島)と、セ・パの今季の得点圏打率トップに立った捕手2人が並んだ。その他ではチャンスでの一打が多かった大島洋平(中日)や梅野隆太郎(阪神)らが選ばれ、7位には今年4月に満塁本塁打を含む代打4打席連続ヒットを放った佐野恵太(DeNA)がランクイン。ここでも日本人打者への期待と充実ぶりが見て取れる。
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