長打力No.1は山川と鈴木誠也の一騎打ち プロ野球部門別ランキング・打者総集編
全野球ファンに認知された足のスペシャリスト
プレミア12で一躍名を挙げた周東(写真左)が、走塁部門の1位に輝いた 【写真は共同】
2位には、ルーキーながら盗塁王に輝いた近本光司(阪神)が15.29%(1729票)の支持を得てランクイン。「周東がいなければ……」と言いたいところだが、これは致し方ないだろう。そして3位に選ばれたのは、リーグ2位の33盗塁をマークするとともに、盗塁成功率.917と驚異の数字を残した山田哲人(ヤクルト)。類まれな長打力で「強打者」のイメージが強いが、過去3度のトリプルスリー達成に代表されるように「スピード」も超一流。昨季から続いていた連続盗塁成功記録は38で途切れたが、その足でもファンを沸かせている。
その他、パ・リーグ盗塁王の金子侑司(西武)、西川遥輝(北海道日本ハム)と実績豊富な選手が続いた中、今季一軍デビューを果たした増田大輝(巨人)が6位にランクイン。また、9位には鈴木誠也が選出。今季は自己最多の25盗塁をマークしており、トリプルスリーの達成にも期待を持てる。
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日本球界が誇る名手たちがズラリ
2年連続でゴールデングラブ賞を獲得した源田。菊池が海を渡った場合、「現役最高の名手」に最も近い存在といえるだろう 【写真は共同】
そして2位には源田壮亮(西武)がランクイン。全体の20.85%(2206票)を集め、その支持率は菊池を除けばダントツ。ゴールデングラブ賞も2年連続で受賞し、来季以降も「名手」としてチームに貢献してくれるはずだ。3位には源田と同じプロ3年目の京田陽太(中日)が選ばれ、4位には今宮健太(ソフトバンク)と遊撃手が続いたが、5位には捕手の梅野隆太郎(阪神)が入った。打撃での貢献度も高いが、守備面での評価も年々アップしている。
その他、今季健在ぶりを見せつけて優勝に貢献した亀井善行(巨人)、一塁手としてのNPB新記録となる1632守備機会連続無失策を続けたロペス(DeNA)、ルーキーながら124試合に出場した辰己涼介(東北楽天)などがトップ10入り。ちなみに、鈴木誠也は惜しくも13位(1.12%、119票)で、今回企画した「4部門」の「全てのカテゴリーでトップ10入り」はならなかった。来季は、この鈴木への評価がどうなるか。そして菊池が海を渡った場合、その後継者と言える「球界最高の守備職人」は誰になるのか注目したい。
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