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高木勇人にとってトライアウトは通過点
野球ができるなら世界のどこにでも行く

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戦力外通告を受けトライアウトに臨む高木勇人。現在の心境を明かしてくれた
戦力外通告を受けトライアウトに臨む高木勇人。現在の心境を明かしてくれた【写真は共同】

 まだ子どものころだった。ある球団の選手にサインをお願いし、素通りされた。今思えば、何か事情があったのかもしれない。だが子ども心に「プロ野球選手って野球がうまいだけで、偉そうなんだな」と思った。「もし自分がプロ野球選手になったら、どれだけ忙しくても極力全員にサインを書こう」――。子ども時代の思い出は、反面教師。野球を愛し、その野球を取り巻く人も大切にすることが、高木勇人の信条だ。野球は楽しい。まだまだ野球がうまくなりたい。そんな純粋な想いを胸に、トライアウトに挑む。

投手・高木勇人の野球人生は生涯続く

――シーズン中、戦力外の予感はありましたか?


 今季はずっと二軍暮らしで、一軍では4月に投げたきり。二軍では結構気を遣って投げさせてもらっていたのですが、結局一軍には最後まで呼ばれませんでした。(自分の調子が)良くても悪くても、もう先はないような感じが最後、(埼玉西武の)2年目にはありました。


――そこで、覚悟はしていた?


 覚悟というか、自由契約ならそれでいいかな、と。シーズン中は正直、自分自身でも面白くなかったし、もっと投げたいのに投げられない、やりきれない感じはありました。でもはっきり言い渡されたところで、自分は気持ちを落とさず、とにかく野球を続けられるような準備をしておこうと思いました。


――西武という球団での野球は終わったけれども、高木投手の野球人生はそこで終わりではない、ということですね。


 はい。自分は野球を一生やっていこうと思っているんです。それを、どこでやるかだけ。だから一喜一憂する必要はないかな、と。


――まだNPBでやれる自信はある?

前田恵

1963年、兵庫県神戸市生まれ。上智大学在学中の85、86年、川崎球場でグラウンドガールを務める。卒業後、ベースボール・マガジン社で野球誌編集記者。91年シーズン限りで退社し、フリーライターに。野球、サッカーなど各種スポーツのほか、旅行、教育、犬関係も執筆。著書に『母たちのプロ野球』(中央公論新社)、『野球酒場』(ベースボール・マガジン社)ほか。編集協力に野村克也著『野村克也からの手紙』(ベースボール・マガジン社)ほか。豪州プロ野球リーグABLの取材歴は20年を超え、昨季よりABL公認でABL Japan公式サイト(http://abl-japan.com)を運営中。

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