連載:逆襲の大阪桐蔭

大阪桐蔭OB・藤原恭大から後輩へ金言「やってきたことを信じて…」

瀬川ふみ子
アプリ限定

昨夏の甲子園を席巻した大阪桐蔭の中心にいた藤原が、決戦を控える後輩に送った言葉とは? 【写真:山下隼】

 昨夏の第100回大会で春夏連覇という偉業を成し遂げた大阪桐蔭。その中心にいたのが藤原恭大(千葉ロッテ)。中川卓也(早稲田大)、根尾昂(中日)、柿木蓮(北海道日本ハム)、山田健太(立教大)、横川凱(巨人)らとともに、あの夏のヒーローになった選手だ。

 そんな藤原は、大阪桐蔭で何を思い、何を学び、どう変わり、春夏連覇の偉業達成、ドラフト1位でのプロ入りという2つの目標を達成できたのか……。春夏連覇から1年経った今、もがき苦しむ後輩たちへの思いも含めて赤裸々に明かした。

※リンク先は外部サイトの場合があります

春夏連覇とプロ入り、2つのテーマを胸に入学

根尾、中川(写真左)、藤原(同右)らは入学早々、厳しいチーム内競争に身を投じた 【写真は共同】

――中学時代はオール枚方ボーイズで活躍。多くの高校から誘いもあった中、大阪桐蔭を選んだ理由は?

 甲子園に出て春夏連覇する、プロ野球選手になる、という2つのテーマが自分にはあって、それがかなう高校ということで大阪桐蔭を選びました。誘われたというより、自分で最初から「大阪桐蔭に行って野球をしたい!」と決めていました。

――実際入ってみていかがでしたか?

 まずは生活環境がそれまでとはガラッと変わったので、最初のころはついていくだけで精いっぱいでした。一日中練習をしている感じで、休む暇もなく、息詰まるような毎日で……。いつオフになるのか分からないですし、先が見えなくてすごくしんどかったです。

――野球のレベルも高いし、第100回大会世代に入ってきた同学年のメンバーもすごかったですよね。
  • 前へ
  • 1
  • 2
  • 次へ

1/2ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント