「外角低め」は本当に安全!? 投球データを分析し見えたものとは
連載「それってホント? 野球の定説を検証」では、「あのときの僕」が信じていた野球の定説をデータやスポーツ科学を使って検証。観る人・プレーする人・支える人すべてに、野球の真実・野球の新たな面白さをお届けします。
第5回は「外角低めへの投球は本当に安全なのか?」について。
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最も打球が飛ばない「外角低め」
まずコース別の飛距離を見てみると、最も飛距離が短いコースは外角低め(41.8メートル)であった。
一方、最も飛距離が大きかったのは真ん中高め(63.7メートル)。高めはどのコースも飛距離が大きかった。前回のコラムでも紹介したように、高めになればなるほど飛距離が伸びており、高めはどのコースであってもリスクが高いと言える。コースの影響だけを考えると、投手は「外角に投球すること」よりも、「低めに投球すること」を意識する方がリスクを抑えられるかもしれない。
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打球の速度と角度からも安全性を裏付け
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