「外角低め」は本当に安全!? 投球データを分析し見えたものとは
抑え込める可能性と長打の危険性を併せ持つコース
「内角高め」は二面性を持つ興味深いコースであることが分かった 【写真は共同】
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整理すると、内角高めは打球速度が低いため、弱い打球を打たせて抑える事ができる一方で、打球角度が大きくなる可能性もあり、長打の危険性も含むコースなのだ。
データで野球の常識に切り込む
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データの発展が進んだことにより、フライボール革命をはじめとした新たな野球理論が創出された。しかし、必ずしも新たな理論が創出されるだけではない。今回のように、従来の野球指導を裏付けることもできるのである。
(文:森本崚太/Baseball Geeks)
<引用>
森下ら(2016). 投球コースの違いがバットスイングに及ぼす影響 プロ野球選手と大学野球選手との比較. 野球科学研究会報告集,p126-127
森下ら(2018). バットスイング軌道からみた左右方向への打球の打ち分け技術. 体育学研究, 63:237-250,