赤堀元之が考えるイチローの抑え方
勝負球は低めシュートか高め直球か

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赤堀は自身の独特の投球フォームが、イチローのタイミングを狂わせたと分析する
赤堀は自身の独特の投球フォームが、イチローのタイミングを狂わせたと分析する【写真は共同】

 いつ声が掛かり、マウンドに上がるのか。


 試合の進行と共に活気づき、リリーバーたちが次々準備を始めるブルペン。近鉄のストッパー・赤堀元之の場合、ブルペンのテレビで試合を見ながら試合終盤まではのんびり過ごし、「用意して」の声で、キュッと気持ちを切り替えていたという。


「打たれたときよりも、三振にとったイメージの方が強い」


 球界を代表する守護神として君臨していた赤堀は、イチローを打率1割台に抑え込んだ。「上から見下ろす」ほどの強い気持ちでイチローと対峙(たいじ)したのかと思いきや、「打たれるだろうな」という意識で、努めて冷静かつ、客観的に、バッターボックスのイチローの挙動を観察していたという。


 さて、90年代のあの頃に戻り、対するは「イチローを抑えればなんとかなると思っていた」オリックス・ブルーウェーブ。


 赤堀の出番は、僅差の試合終盤。プレッシャーが重くのしかかる場面で、天才打者・イチローを迎える。


 守護神・赤堀は、試合をどう締める?



<赤堀元之vs.イチロー 通算対戦成績>

34打数6安打 打率.176 0HR 1打点 8三振

空振りを狙うならアウトハイ

スライダーとシュートを武器に、赤堀(写真右)は長く近鉄の守護神として活躍した
スライダーとシュートを武器に、赤堀(写真右)は長く近鉄の守護神として活躍した【写真は共同】

――では、もう一度イチローさんと対戦できるとしたら、どう攻めますか?

前田恵

1963年、兵庫県神戸市生まれ。上智大学在学中の85、86年、川崎球場でグラウンドガールを務める。卒業後、ベースボール・マガジン社で野球誌編集記者。91年シーズン限りで退社し、フリーライターに。野球、サッカーなど各種スポーツのほか、旅行、教育、犬関係も執筆。著書に『母たちのプロ野球』(中央公論新社)、『野球酒場』(ベースボール・マガジン社)ほか。編集協力に野村克也著『野村克也からの手紙』(ベースボール・マガジン社)ほか。豪州プロ野球リーグABLの取材歴は20年を超え、昨季よりABL公認でABL Japan公式サイト(http://abl-japan.com)を運営中。

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