連載:イチロー・アルバム 記憶を辿る旅

カメラマンが語るイチロー プロローグ 長年の撮影で見えた、背番号51の魅力とは

構成:スポーツナビ

【写真:小池義弘】

 イチローが日本に帰ってくる。

 2019年3月20日、21日にMLB開幕2連戦となる「オークランド・アスレチックスvs.シアトル・マリナーズ」が東京ドームで実施。イチローは45歳にして、マリナーズの一員として来日する。

 昨年5月に会長付特別補佐という形でフロント入り。現場に帯同していたとはいえ、一度は選手生活に区切りをつけた。それが、異例の「現役復帰」を果たすのだ。否が応でも期待は高まる。

 今回はイチローを25年以上撮り続けるカメラマン・小池義弘氏が、自ら撮影してきたイチローのさまざまな場面を切り取り、魅力に迫る。長年撮り続けるからこそ見える、そのすごさとは。全5回の連載で展開していく。

全5回の概要

【写真:小池義弘】

 第1回はプレーの真髄に迫る。MLBで長きにわたってヒットメーカーの名をほしいままにした、卓越した打撃技術に加え、走塁・守備でも一流と呼ばれた理由を、カメラマンならではの視点で語る。

【写真:小池義弘】

 第2回はMLB史上初の9年連続200安打を達成した、2009年9月13日(現地時間)を振り返る。写真は当時のドン・ワカマツ監督と達成後に握手する場面。現在横浜DeNAで活躍するホセ・ロペスとのショットも貴重なものだ。

【写真:小池義弘】

 第3回のテーマは「孤高」。イチローと言えば? と聞かれて、真っ先に答えるワードの1つではないか。真剣な表情、徹底した準備、打席での屈伸運動……。野球ファンなら誰しも「ザ・イチロー」とうなずく写真を展開する。

【写真:小池義弘】

 第4回のテーマは「表情」。一般的にはマーリンズ時代から表情が明るくなったと言われるが、小池氏によると決してそうではなかったという。長年撮り続けるがゆえに見えた、イチローの素顔とは。

【写真:小池義弘】

 最終回となる第5回のテーマは、2016年のMLB通算3000安打。メジャーでも30人(当時)しかいない金字塔だ。大きな節目と言える瞬間を小池氏はどう感じたのか。

配信スケジュール(スポーツナビアプリ限定)

第1回:プレーの真髄 配信中

第2回:9年連続200安打 配信中

第3回:孤高 配信中

第4回:表情 配信中

第5回:MLB通算3000安打 配信中

小池義弘氏プロフィール

 1961年静岡県静岡市生まれ。東海大学第一高等学校卒業後、京都の社会人野球で4年間プレー。その後、清水市(現、静岡市清水区)にある実家のレストランで4年間働く。1988年「スズカの夏 鈴鹿8時間耐久オートバイレース写真展」を東京、大阪、名古屋で開催。その後フリーカメラマンに転向。2輪から4輪、1993年よりメジャーリーグの撮影、そして「マイケル・ジョーダン」に魅せられ、シカゴブルズでのラストシーズン(1997〜98)をシカゴに住み追い続けた。その後もメジャーリーグを追いかけ、今も現場へ足を運ぶ。イチローの撮影歴は今年で26年目を迎えた。
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