カメラマンが語るイチローの「3000安打」
こだわりのアングルが生んだワンシーン

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 イチローを25年以上撮り続けるカメラマン・小池義弘氏が、自ら撮影してきたイチローのさまざまな場面を切り取り、その魅力に迫る。長年撮り続けるからこそ見える、イチローのすごさ、魅力とは。最終回は史上30人目(当時)の大記録達成となった「メジャー通算3000安打」の瞬間を振り返る。

「絶対に本塁打を狙う」と確信して一塁側へ

【写真:小池義弘】
【写真:小池義弘】
【写真:小池義弘】

 2016年8月7日(現地時間)に、メジャー通算3000安打を達成しました。当時イチロー選手の記録を撮ろうというカメラマンたちは、左打者であるイチロー選手の顔がよく見える三塁側のカメラポジションを争っていました。しかし私は「必ずイチローは本塁打を狙ってくる」という確信というか信念というか、なんとなく直感的に「必ず振り切ってくる!」と妙に変な自信がありました。


 振り切った姿を撮りたくて、3000本まで残り1本になってからどうしても一塁側のカメラ席に入りたくて、当事カメラ席を仕切っていた方に毎日お願いしていました。といっても確実に入れるわけでもありませんが、そこから毎試合私は運よく一塁側のカメラマン席でその瞬間を待っていました。後から思えば万が一にもレフト方向に流し打ったら全く顔は見えないし、どうするつもりだったんだろう……。


 あの自信はどこから来たんでしょうね(笑)。

構成:スポーツナビ

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