キズナ
「竜青という名前に恥じない選手になる」
篠山竜青が母親に誓ったメール

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キャプテン放棄の発言、そのとき母は……

時に厳しく、時に優しく。母・幸子さんが導いてくれたことで、篠山竜青は真っすぐに育った
時に厳しく、時に優しく。母・幸子さんが導いてくれたことで、篠山竜青は真っすぐに育った【中村博之】

 篠山竜青は川崎ブレイブサンダースに所属する司令塔で、まもなく大一番を迎える、ワールドカップ(W杯)アジア地区2次予選を戦う日本代表においては、キャプテンを任されている。末っ子の彼は、兄・鉄兵さん、姉・さおりさんもバスケットボール経験者というスポーツ一家で育ち、上のふたりと同じ「榎が丘ファイターズ」で、この競技を始めた。小学3年生にして6年生から出番を奪うなど、すぐ頭角を現した。

 しかし、左腕の骨折が癒え、キャプテンとしてコートに戻った竜青は、それまでとは違う種類の苦しみを味わうことになる――。


 彼は当時の経験をこう振り返る。


「できない子をどう教えればいいか、どう下級生を使いながら勝っていくか、責任をもってやりなさいと言われていました。それをすごく学んだ1年間だったと思います。でも、できない選手に対してストレスを抱えて、当たってしまったこともありました。キャプテン失格みたいな感じで監督から詰められて、『嫌だったら辞めてしまえ!』みたいに言われて……」


 そのとき、母・幸子さんは息子の「辞めたい」という弱音をサラッと流した。

大島和人
大島和人

1976年に神奈川県で出生し、育ちは埼玉。現在は東京都町田市に在住する。早稲田大在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れ、世界中のスポーツと接する機会を得た。卒業後は損害保険会社、調査会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。バスケットボールやサッカー、野球、ラグビー、バレーなどの現場にも小まめに足を運び、試合観戦数は毎年300試合を超える。日本を実はサッカーだけでなくバスケ強国であるスペイン、バレー王国・ブラジルのような球技大国にすることが一生の夢で、“球技ライター”を自称している。

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