平成最後の天皇誕生日のキセキ 「競馬巴投げ!第183回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

清山助手から声を掛けられたら……キセキの独壇場だ

 とはいえ、色々な要素はあるだろうが、ぼくは、騎手時代から好きだった清山宏明に声掛けられたら、もうフニャフニャになる。あのロンシャンボーイの高松宮杯の大穴も、清山と話していたから、取れた(古い話だけど)。天皇賞週、清山宏明がわざわざ、こっちの柵の手前まで馬を寄せてきて、写真を撮りやすいようにしてくれ、「乗さん、今回は走るよ」と言われた日には「天皇賞、JC、有馬、全部本命で行きます」というしかなかった。

 角居厩舎への応援もある。調教師の謹慎で、厩舎の一体感はさらに強まった感触がある。「GIを取って、調教師の帰りを待つ」という雰囲気が坂路にいても伝わってくる。

 天皇賞3着、JC2着で、今回はさすがに人気になるだろうが、キセキで行くしかない。距離が伸びて、さらに週末ひと雨くれば、キセキの独壇場だ。

 単(14)キセキに千円。三連単・軸(14)、ヒモに(9)リッジマン、(8)ブラストワンピース、(11)ミッキーロケット、(12)レイデオロ、(4)マカヒキ、(6)サトノダイヤモンドの6頭ボックス、90点各百円。総計1万円でいく。これが当コーナー最後の予想です。

乗峯栄一の1万円馬券勝負!2018秋の陣

<今週の1万円勝負(有馬記念)>
単勝(14)キセキ×1,000円
3連単(14)キセキ1頭軸マルチ→(9)(8)(11)(12)(4)(6)[90点]×100円=9,000円

<前回の1万円勝負(朝日杯FS)>
単勝(13)ニホンピロヘンソン×1,000円⇒ハズレ
3連単(13)ニホンピロヘンソン1頭軸マルチ→(2)(11)(14)(6)(5)(4)[90点]×100円=9,000円⇒ハズレ

<前回までの収支>
−14万9,490円−1万0,000円=−15万9,490円

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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