2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】投打とも中日勢がトップに パ野手では新たな“育成の星”が活躍

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2024シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。

自己最多タイの13奪三振を記録したオリックスの左腕が1位

 パ・リーグの投手部門では、8回1失点13奪三振の快投を見せた宮城大弥(オリックス)がトップに立った。2位には四球を与えない丁寧なピッチングで試合をつくったカスティーヨ(オリックス)、3位にはルーキー離れした活躍を続ける武内夏暉(西武)がランクインした。

【データ提供:データスタジアム】

1位 宮城 大弥(オリックス)
 4月30日のロッテ戦で同い年の佐々木朗希と白熱の投手戦を演じた。3度の3者連続三振を含む13奪三振をマークするなど、力強い投球で8回1失点。打線の援護を得られず3敗目を喫したものの投球内容は抜群で、得点貢献の面ではトップの評価となった。

2位 カスティーヨ(オリックス)
 5月5日の日本ハム戦に先発。2回に4安打を集められて失点を喫したものの、その他のイニングを散発4安打に抑え、7回途中2失点と好投。丁寧に低めをつく投球でゴロアウトを量産したことや、無四球だった点が高い評価につながった。

3位 武内 夏暉(西武)
 5月3日のソフトバンク戦に先発して8回4安打無失点。特に相手のクリーンアップに対しては、計4つの三振を奪いつつノーヒットに抑える快投を披露。本拠地のマウンドで強力打線を見事に封じ、今季2勝目をマークした。

今季初勝利を挙げた中日の若手右腕が1位

 セ・リーグの投手では、今季初勝利を手にした髙橋宏斗(中日)が1位に輝いた。2位には来日初完封をマークしたヤフーレ(ヤクルト)、3位には5回2失点の投球でチームの勝利に貢献した才木浩人(阪神)がランクインした。

【データ提供:データスタジアム】

1位 髙橋 宏斗(中日)
 5月5日のヤクルト戦に先発し、9回途中3失点で今季初勝利を挙げた。8回までは危なげないピッチングで無失点。9回に自身のエラーが絡んで失点を喫し、完封こそ逃したものの、6者連続を含む11奪三振をマークするなど相手打線を圧倒した。

2位 ヤフーレ(ヤクルト)
 4月29日の巨人戦に先発し、4回までをパーフェクトに抑えるなど9回3安打無失点の快投を披露した。持ち前の打たせて取るピッチングでテンポ良くアウトを積み重ね、わずか94球で来日初完封をマーク。リーグトップの4勝目を手にした。

3位 才木 浩人(阪神)
 5月5日の巨人戦に先発。4回までは走者を出しながらも要所を締め、スコアボードにゼロを並べる。5回に集中打を浴びて失点を喫したものの、その後のピンチをしのいでリードを保ったまま降板。5回2失点と先発の役割を果たして今季3勝目を挙げた。

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日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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