なぜ箱根ランナーに“アニオタ”が多い?
稲田選手は、陸上とアニメをつなぐ架け橋的な存在になることを目的に、店頭で自身が選ぶ「ガルパン」フェアを企画・設営したり、イベントに登壇したりしている 【撮影:小野さやか】
アニメ好きを公言する箱根駅伝ランナー急増中
毎年多くの人が訪れる箱根駅伝。近年、その沿道に変化が見られている 【写真:日本スポーツプレス協会/アフロスポーツ】
さらに、こんなエピソードがあるのをご存知だろうか?
アニメ好きが高じて、結果的に陸上部がない会社に部を作ってしまい、大学卒業後は自らが大好きな「ガルパン」(ガールズ&パンツァー)のキャラクターを背負って宣伝ランナーとして走っている選手がいるのだ。その選手の名は、稲田翔威。元順天堂大学陸上部で箱根駅伝ランナーとして活躍し、現在はアニメのフィギュアなどのホビー関連を扱う、コトブキヤの社員として秋葉原店の店頭に立ちながら、フルマラソンに挑戦している。
「大学2年生の時に、箱根の3区を走りました。今は監督ですが、当時コーチだった長門(俊介)さんは僕のアニメ好きを知っていて、裏約束を交わしていました。『1人抜かれるにつき、1体フィギュアを没収する』。結果として、2人に抜かれてしまい、大好きなフィギュアを2体没収されることになりました」
これで終われば、単なる体育部でよくある選手とコーチとのやりとり。しかし、ひょんなことからこの内容が某新聞に掲載され、ツイッター(SNS)で拡散されてしまったのだ。ここから当人たちの想像を超えるスピードで、あっという間にアニメ好きの人たちの間に広まり、大騒ぎになった。簡単に経緯を記すとこうだ。
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