ダノンファンタジー桜花賞候補へ1番乗り 兄に続いたデムーロ弟「日本めちゃ好き」
重賞2連勝で2歳女王の座に
ダノンファンタジーは今回の勝利でJRA通算4戦3勝、重賞は前走のGIIIファンタジーステークスに続き2勝目。騎乗したC・デムーロ、同馬を管理する中内田充正調教師ともに同レース初勝利なった。
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代打騎乗できっちり“プロの仕事”
「ジャパン、めっちゃ大好き!」
と、随分と上達した日本語で感謝の気持ちを送った。
「毎年日本でGIを勝つことを目標にしているから、去年に続いて勝つことができたのはもちろん嬉しいんだけど、ファンのみんなに僕の名前を呼んでもらえることが本当に嬉しいんです」
人懐っこい笑顔でそう振り返ったクリスチャンだったが、レースではまさに“プロの仕事”を完遂してみせた。デビューから3戦続けて手綱を握った主戦・川田将雅が香港遠征のため、いわば今回は代打騎乗。気性面で少しうるさいところのある馬だけに、テン乗りがどうかと不安視する向きもあったかもしれないが、今や世界トップジョッキーの仲間入りを果たした26歳の名手に抜かりはない。1週前追い切りにまたがり、馬の性格、癖を把握するなど“予習”をしっかり果たした上でレースに臨んだ。
「調教のときからエキサイトする面を見せていたので、道中はリラックスさせながら最後にいい脚を使っていこうと、調教師とは話していたんです」
勝敗を分けた半馬身は道中スムーズさの違いか
クリスチャンが改めて4コーナーから直線の攻防を振り返った。
「外から他の馬が来た中で、ダノンファンタジーはすごく反応が良かったし、しっかりといい脚を使ってくれました。正直、外から来られたときにはドキッとしましたけど、彼女は素晴らしいハートの持ち主ですね。最後まで期待に応えてくれました」