ラマスHC「日本はいい変化の中にいる」 バスケ日本、W杯予選6連勝で出場圏内に

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カザフスタン戦後の会見に臨んだフリオ・ラマスヘッドコーチ 【写真:バスケットボールキング/山口剛生】

 バスケットボール男子日本代表は3日、富山市総合体育館で「FIBAワールドカップ(W杯)」のアジア地区2次予選のカザフスタン戦に臨み、86−70で勝利。W杯予選で6連勝を果たして日本が属するグループFで3位に浮上し、W杯本戦出場に向けて大きく前進した。

 日本はカザフスタンの3ポイントシュートとオフェンスリバウンドで苦しみ、第1クォーター(Q)を19−25と6点のビハインドを背負った。しかし、第2Qに入ると11月30日のカタール戦でも勝利を導いたマンツーマンディフェンスが機能。カザフスタンにイージーシュートを許さず、このQの得点を8に抑えることに成功した。

 しかし、W杯出場に望みを残すカザフスタンは諦めることなく、日本にアタックを続けた。日本はファウルがかさみ、篠山竜青、竹内譲次がファウルトラブルに陥った。それでも日本は第4Qに入ると、この試合で41得点を挙げたニック・ファジーカスにボールを集め、次第にリードを広げることに成功。最後は9連続得点でたたみかけ、カザフスタンを突き放して日本が勝利を挙げた。

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チームで努力した結果だ

――試合を振り返って。

 とても重要な勝利だ。カザフスタンはとても良いチームで、特にディフェンスで全力を尽くしてきた。前半はオフェンスリバウンドを取られてしまったが、後半はそれを修正できたと思う。オフェンスの面でも86得点も挙げることができて良かったと思っている。今、日本代表はいい変化の中にいる。W杯出場に向けて、この流れを維持したい。

――6連勝して(グループF)で3位に浮上した。

(開幕から4連敗と)選手たちは苦しく、ネガティブになった場面もあったと思う。それを乗り越えて6連勝できたと思っている。これはチームで努力した結果だ。しかし、来年2月に(イラン、カタールとの)アウェー戦が残っている。気を引き締めて頑張りたい。イランには完璧な試合内容でなければ勝てない。それまでしっかりと準備をして、勝利を飾りたい。

――カタール戦も含めて、プレッシャーの強いマンツーマンディフェンスが勝因になっている。それに対しての評価は?

 両試合ともディフェンスはよくできたと思う。このままディフェンスのレベルを維持したい。2試合とも、ディフェンスから得点の流れができたことでリードを広げられた。まだ予選で4位になる可能性も残っているので、得失点差の面でリードを広げられたのは良かった。

(取材協力:バスケットボールキング)
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