冨安は「ベルギーで最高のタレント」!?
本人は反省しきりも、監督は最大級の評価

ロケレン戦は遠藤、冨安がそろって先発

ロケレン戦でSTVVの冨安健洋(写真)と遠藤航がそろって先発した
ロケレン戦でSTVVの冨安健洋(写真)と遠藤航がそろって先発した【Francois Walschaerts/共同通信イメージズ】

 現地時間8月5日のゲンク戦で途中出場し、ベルギーリーグデビュー戦でチームを救う同点弾を決めたシント=トロイデンVV(STVV)の遠藤航は、翌節のロケレン戦(11日。1−1)でスタメンに抜てきされた。ゲンク戦で右インサイドハーフを努めた遠藤は、この日はアンカーとしてプレーした。


「ポジションが変わったので、後ろでリスクマネジメントをしっかりしながらやっていこうとした。もうちょっと前に行きたい気持ちがあったんですが、そこは自分の中でセーブしながらやっていました」(遠藤)


 守備面ではボールホルダーに対して当たりにいく強さ、1対1での空中戦の高さ、気の利いたカバーリングなど、さすがのものを見せた遠藤だったが、ボール保持時のプレーではムラがあった様子。ここのところ、日本ではDFとしてのプレーが多かったようだが、アンカーのポジションではDFからパスを受けてターンというプレーが多く、そこでもたつきがあった。人工芝のピッチで弾むボールの処理に戸惑い、さらにボールが人工芝上でどう転がるのか予測がつかず、パスの強弱の加減もなかなか難しかったようだ。


「そこ(DFからMFに移ったことで視野が変わったこと)はやっぱり難しいですよ。慣れるのは時間がかかりますしね。今日はGKからつなぎますし、受けながらターンして前を向かないといけないというのがあるから、そこの難しさを感じる。


 どちらかと言うと孤立した中でボールを受け、なんとか個人で(マークを)はがしてパスを前に付けるみたいな。海外はやっぱりそういう感じです。チームメートはプレッシャーが来ていてもそこをはがして出すとか、それが普通になっている。自分も、そこで受けてターンするぐらいのクオリティーを出していかないと、成長していかない。そこはやっぱりビビらず勇気を持ってやっていきたいと思います」(遠藤)

早くもチームリーダーとしての自覚を持つ

Jリーグとの違いを感じつつ、遠藤は意欲的に戦っている
Jリーグとの違いを感じつつ、遠藤は意欲的に戦っている【Francois Walschaerts/共同通信イメージズ】

 ベルギーリーグとJリーグとの違いについては、「やっぱり人にいきますよね」と遠藤。


「ブロックの守備があまりないというか。今日もアンカーとして『とにかく10番(ホセ・セバージョス)を抑えろ』ということでした。基本的にはマンツーマン気味に付いて、いかにそいつにプレーさせないか、みたいな。あとは他の選手に任せる。守備のやり方は『人に、人に』というところを意識させられている。攻撃は前に前に、という感じ。コンビネーションもありますが、常にゴールに向かう感じですね」(遠藤)


 25歳のニューカマーはチームリーダーとしての自覚も高く、「自分はチームに入ってくるのが遅かったですが、年齢的にはやっぱり上の方ですので、チームを引っ張っていくというわけじゃないが、プレーでしっかり貢献し続けていかないといけない」と意欲的だった。

中田徹
中田徹

1966年生まれ。転勤族だったため、住む先々の土地でサッカーを楽しむことが基本姿勢。86年ワールドカップ(W杯)メキシコ大会を23試合観戦したことでサッカー観を養い、市井(しせい)の立場から“日常の中のサッカー”を語り続けている。W杯やユーロ(欧州選手権)をはじめオランダリーグ、ベルギーリーグ、ドイツ・ブンデスリーガなどを現地取材、リポートしている

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