ボールデッドだ! ダイアナだけ許す 「競馬巴投げ!第165回」1万円馬券勝負
写真がクリアでない。それはひとえに大雨のせいだ
馬上の知り合いに「久しぶり。今年初めてのトレセンです」などと挨拶して「それはまた。明けましておめでとうございます」などと言われ「明けましておめでとうございます」などと麗しい会話を交わしてきた。
以前までは、桜花賞が始まると「桜開花と共に、いよいよ春競馬開幕だ」などと悠長なことを言っていたが、いまは違う。中京高松宮記念という、あまり季節感のないGIで春競馬が始まり、大阪杯というGIも間に挟まる。いつのまにかダラダラと春競馬は始まっていたという雰囲気になる。
追い切りの水曜日は、びっくりするような大雨で、ほんとGI追い切り日でこんなに大雨だったことは久しく記憶にない。そのかわり、桜花賞週まで午前7時馬場開場で、この時期7時といえば明るいはずなのに、写真がいまいちクリアでない。「それはひとえに大雨のせいだ」という言い訳にはなる。
[写真1]はシャイニングレイ。暮れの阪神Cは惨敗だったが、その前の中京CBC賞はびっくりするような末脚で勝った。あの再現は十分あるように思える。
[写真2]はダイアナヘイロー。前走阪急杯は見事な粘りで逃げ切った。福島信厩舎の最終重賞だったからとか、武豊鞍上だったからとか言われるが、今回の松山弘平の先行技術も卓越したものがある。
[写真3]はダンスディレクター。前走阪神Cのイスラボニータとの競り合いも見事だったし、昨年、一昨年のシルクロードS連覇も素晴らしい。優勝候補の一頭には違いない。
[写真4]はファインニードル。前走シルクロードSが二番手から抜け出して勝って、今回人気にもなっているが、抜け出すときにかなり手綱をしごいていて、簡単な勝ち方でなかった。どうだろうか。
[写真5]レッツゴードンキ 【写真:乗峯栄一】
松山弘平は皐月賞だけで終わるような騎手ではない
1月のシルクロードSを上に見るか、2月の阪急杯を上に見るか、はたまた暮れの阪神Cを上にみるかということだろうが、この中では阪急杯組が不当に低く見られている気がして仕方ない。勝ったダイアナヘイローが極端に人気を落としているのは、武豊から乗り替わったためかもしれないが、松山弘平は去年のアルアイン皐月賞だけで終わるような騎手ではない。
彼の人当たりの良さから、ぼくは“松山弘平ファン”を自認しているが、単に人柄だけに惚れているのではない。スタートのうまさ、特に先行馬に乗ったときの息の入れさせ方、それに追い比べになったときの迫力など、武豊の20代のときに匹敵するものがあると思っている。
ダイアナヘイローが二番手、三番手あたりから直線ゆっくり追い出して、レッドファルクスあたりの猛追をギリギリ押さえ込むイメージが湧いてくる。
単(10)ダイアナヘイロー千円。三連単軸(10)、ヒモに(6)レッドファルクス、(16)シャイニングレイ、(11)ダンスディレクター、(9)ファインニードル、(8)レッツゴードンキ、(3)ブリザードの6頭ボックス90点、各百円。総計一万円でいく。
春GI複勝コロガシもやってみる。(10)の複に千円。
乗峯栄一の1万円馬券勝負!2018春の陣
単勝(10)ダイアナヘイロー×1,000円
3連単(10)ダイアナヘイロー1頭軸マルチ→(6)(16)(11)(9)(8)(3)[90点]×100円=9,000円
<前回の1万円勝負(弥生賞)>
単勝(3)ジャンダルム×1,000円⇒ハズレ
3連単(3)ジャンダルム1頭軸マルチ→(9)(8)(1)[18点]×500円=9,000円⇒的中(13.2倍)=6,600円(−2,400円)
<前回までの収支>
+1万2,260円−3,400円=+8,860円