冬季五輪に並ぶ珍名モズカッチャン 「競馬巴投げ!第162回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

関西馬の有力どころの写真を枠順に

 京都記念、いつものように写真の説明からいきます。

 大本命デイレオロは関東馬なので写真がないが、関西馬の有力どころは長年調教に遭遇しているので、だいたいある。今回は枠順の早い順番に出してみる。

 ダービー勝利、JC2着のレイデオロが実績的には抜けてはいるが、関西からも皐月賞馬、菊花賞2着馬、秋華賞馬、女王杯馬と出てきて、好メンバーであることは間違いない。

[写真1]はディアドラ。雨中重馬場の秋華賞で、インから外へ出して、素晴らしい差しきりだった。女王杯の大敗から立て直してきているようだ。昨年桜花賞週の撮影。

[写真2]はクリンチャー。どろんこ菊花賞2着が何としても記憶に残るが、良馬場皐月賞でもしっかり4着に来ている。“雨馬”とばかりは言えない。昨年菊花賞週の撮影。

[写真3]はモズカッチャン。オークス、秋華賞でも健闘しているのだが、女王杯でついに花が咲いた。展開に左右されない実力馬とみる。女王杯直後、厩舎に祝福に行ったときの、鮫島調教師と一緒の撮影。

[写真4]はクロコスミア。去年の重賞での安定度は抜群だった。少頭数でもあり、すんなり逃げればダービー馬でも届かないかも。昨年桜花賞週の撮影。

[写真5]はアクションスター。ここ3年ほど勝てていないが、音無流坂路仕上げで、一発復活もあるかもしれない。昨年2月の撮影。

[写真6]ミッキーロケット 【写真:乗峯栄一】

[写真6]はミッキーロケット。大負けがない分、音無厩舎の期待はこちらか。特に冬の中距離には強い。昨年5月の撮影。

[写真7]アルアイン 【写真:乗峯栄一】

[写真7]はアルアイン。昨年の皐月賞馬だ。ダービー5着、菊花賞7着と大負けはしていないが、今回の2200は適距離だろう。春に強い馬なのかもしれない。昨年ダービー週の撮影。

「レイデオロ届かず」の場面は案外ありそう

 ダービー馬レイデオロが強いのは百も承知だが、油断していると内を突いて粘る関西馬がいるように思える。前に行って粘りそうなのは、クロコスミア、クリンチャー、モズカッチャンの三頭だが、特にモズカッチャンの安定度を評価したい。淀の内馬場は確かに荒れてきているが、走れないことはない。けっこう盲点になっている。

 2番手あたりから、早め抜け出して粘れば「レイデオロ届かず」の場面は案外ありそうに思える。

 単(5)モズカッチャン千円。三連単、軸(5)、ヒモに(7)クロコスミア、(3)ディアドラ、(6)レイデオロ、(10)アルアイン、(4)クリンチャー、(9)ミッキーロケットの6頭。今年初当たりを願ってマルチ90点、各百円にする。総計一万円で勝負。

乗峯栄一の1万円馬券勝負!2018冬の陣

<今週の1万円勝負(京都記念)>
単勝(5)モズカッチャン×1,000円
3連単(5)モズカッチャン1頭軸マルチ→(7)(3)(6)(10)(4)(9)[90点]×100円=9,000円

<前回の1万円勝負(日経新春杯)>
単勝(1)サンタフェチーフ×1,000円⇒ハズレ
3連単(1)サンタフェチーフ1頭軸マルチ→(8)(10)(7)(2)(3)(12)[90点]×100円=9,000円⇒ハズレ

<前回までの収支>
−1万0,000円−1万0,000円=−2万0,000円

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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