青森山田・小山内「自分の代で優勝が目標」 第96回全国高校サッカー選手権 抽選会
第96回高校サッカー選手権の組み合わせ抽選会が行われ、対戦カードが決定した 【スポーツナビ】
大会には都道府県予選を勝ち抜いた全48校(東京は2校)が出場するが、群馬県代表(桐生第一vs.前橋育英の勝者)、千葉県代表(流通経済大柏vs.市立船橋の勝者)、福岡県代表(筑陽学園vs.東福岡の勝者)は23日、神奈川県代表(三浦学苑、桐光学園、桐蔭学園、湘南学院のいずれか)は12月3日に決定する。
なお、選手宣誓は13代目の応援マネージャーとなる高橋ひかるさんが抽選した結果、2年連続で青森山田に決まり、小山内慎一郎主将が務める。
1回戦、2回戦の対戦カードは以下の通り。
第96回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ
13代目応援マネージャーに就任した高橋ひかるさん 【スポーツナビ】
青森山田(青森)vs.草津東(滋賀)※
中京大中京(愛知)vs.長崎総科大附(長崎)
清水桜が丘(静岡)vs.高川学園(山口)
北陸(福井)vs.日章学園(宮崎)
関東一(東京B)vs.佐賀東(佐賀)※※
千葉県代表(流通経済大柏vs.市立船橋の勝者)vs.大分西(大分)※
<Bゾーン>
遠野(岩手)vs.作陽(岡山)※
日本文理(新潟)vs.立正大淞南(島根)
旭川実業(北海道)vs.宜野湾(沖縄)
秋田商業(秋田)vs.神村学園(鹿児島)
昌平(埼玉)vs.広島皆実(広島)
三重(三重)vs.矢板中央(栃木)※
<Cゾーン>
大阪桐蔭(大阪)vs.羽黒(山形)※
明秀日立(茨城)vs.高知西(高知)
星稜(石川)vs.松山工(愛媛)
実践学園(東京A)vs.滝川第二(兵庫)
帝京大可児(岐阜)vs.徳島北(徳島)
上田西(長野)vs.京都橘(京都)※
<Dゾーン>
神奈川県代表(12月3日決定)vs.一条(奈良)※
山梨学院(山梨)vs.米子北(鳥取)
仙台育英(宮城)vs.高松商(香川)
富山第一(富山)vs.東海大星翔(熊本)
尚志(福島)vs.福岡県代表(筑陽学園vs.東福岡の勝者)
初芝橋本(和歌山)vs.群馬県代表(桐生第一vs.前橋育英の勝者)※
※シードにより2回戦から登場
※※は開幕戦
青森山田 小山内慎一郎主将
青森山田の小山内慎一郎主将は「サッカーを始めたきっかけである選手権を、優勝という形で笑って終わりたい」と語った 【スポーツナビ】
(抽選会の感想は?)草津東と初戦(2回戦)で当たるということですが、全国制覇が目標なので、どの相手でも1戦1戦全力で戦って倒していきたいと思います。
(抽選会前にチームメートからどんな言葉をかけられた?)いい山に入ってこいと言われました。強豪とやって倒さなければ優勝はないと思っているので、個人的にはどこに入っても倒すだけだと思います。
(トーナメントの難しさは?)今年は準々決勝(1月5日)と準決勝(6日)が連戦になります。疲労がたまった中での試合は難しくなってくると思うので、そこが大変だと思います。(今年のチームの強みは?)今年のチームの強みは高円宮杯や選手権が終わっていい結果が出たときに、「去年と比べてこうだった」とかが出てくると思います。チームの強みは個人的にまだつかめていないので、いい結果が出てきたときに見えてくるものだと思います。
(選手権という舞台は自身にとってどんな位置付け?)サッカーを始めたきっかけとして、選手権に出て優勝したいというのがありました。昨年も出場して優勝できたというのはありますが、自分の代で優勝するのが一番の目標なので、サッカーを始めたきっかけである選手権を、優勝という形で笑って終わりたいと思います。(選手権がきっかけ?)そうです。小学校1年生か幼稚園ぐらいのときに、選手権で高校生がサッカーしているのを見てかっこいいなと思い、始めたいと思いました。
関東第一 小野凌弥主将
関東第一は2年連続で開幕戦を戦う 【スポーツナビ】
(2年連続の開幕戦だが)去年と同じように、たくさんの人が見てくださると思います。大勢の中で勝利した時の気持ちよさを自分は去年経験しているので、ほかのメンバーにも開幕戦で勝つ喜びの素晴らしさを見せてあげたいですね。
(去年は緊張したか?)(会場に)入った瞬間、決勝なんじゃないかと思うくらい人がいたので、すごく緊張したんですけれど、モチベーションも上がりました。
(対戦してみたい高校は?)まだ千葉県の代表は決まっていないんですけれど、ぜひ市立船橋に勝ってもらって、市立船橋には夏のインターハイでベスト4を懸けた試合で負けているのでリベンジしたいです。
(関東第一のカラーは?)前線はバリエーションのある力強い攻撃、守備は我慢強く、最後の最後まで体を張って守っているので、やはりFWには決めてもらって、自分のいる守備陣で無失点に抑えられればといい思います。
(トーナメント戦を勝ち上がっていく上で意識していることは?)自分たちはトーナメントでも負けたことはあまりないです。今年も1回、関東の1回戦で負けたくらいです。自分は一発勝負なので、時間を気にしてやっています。
(目標は?)インターハイはベスト8までいったので、それ以上を目指したいです。とはいえ、まずは1回戦を勝たないと次はないので、開幕戦でしっかりチーム一丸となって臨みたいと思います。
広島皆実 大石謙介主将
昌平と1回戦で対戦する広島皆実。大石謙介主将(右)は「相手は強豪ですし、今やる気に満ち溢れています」とコメント 【スポーツナビ】
(チームには何と言って送り出された?)自分を信じてひいてこいと。相手がどこであれ、自分たちがやるべきことは変わらないので、1カ月間いい準備をして、戦いにいきたいと思っています。
(相手が決まって)初戦が昌平さんということで、相手は強豪ですし、今やる気に満ち溢れています。僕自身は、初戦は強い方がいいと思っていたので、強豪の昌平さんとできることはうれしく思います。埼玉県代表ということで相当強いと思いますし、やりがいのある相手だと思います。
僕の考え方として、何か出来事が起こった時にそれは全部、自分にとっていい方向に起こると思っています。たとえば、インターハイで負けた時も、あの時はすごくマイナスにとらえていましたけれど、今はあの時があったから勝てるという。出来事にはすべていいことがあると思うので、相手がどこであれ、それは自分たちにとっていいところだったと思えるようにしたいと思っています。
(対戦したいチームは?)ないですね。どこが来ても強豪ですので。ただ1つでも多く、仲間たちと上の舞台に行って、最高の景色を見たいという気持ちだけですね。(目標は決めている?)僕はベスト8とかベスト4というのは好きではなくて、目の前の1戦、1戦戦っていく上で結果はついてくると思います。だから、目の前の1戦1戦を勝ち進むことだけを考えています。
(今年のチームスローガンは?)「凌駕(りょうが)」という言葉です。他を押しのけてでも上に立つという。あくまでチャレンジャーとしての精神なんですけれど、自分たちは負けてきて、でもその中でも広島県の頂点に立つという思いがあって、プラス全国でもどんな強豪が来ても、しっかりその相手を押しのけてでも上に立つんだという強い気持ちをもって、凌駕していきたいと思います。
(個人の目標は?)僕自身、うまいプレーができるわけではないですけれど、僕は皆実の選手をテレビで見てあこがれて来たので、今選手で、このユニホームを着て出る以上、子供たちに夢や希望を与えられるようなプレーをしたいです。