青森山田の一強時代に終わりはあるのか? 「無風地帯」青森県の深刻な状況
全国区で地位を築き上げた青森山田
全国区の活躍を見せる青森山田。もはや県内では絶対的な地位を築き、常に日本一を見据えている 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
そう表現されるほど、青森県の高校サッカーシーンにおいて青森山田の存在は強烈で、絶対的な1強となっている。
インターハイ(全国高校総合体育大会)予選は今年も含めて19連覇中で、全国高校サッカー選手権大会の予選も現時点で20連覇中。今回の選手権予選を制すれば、実に21連覇となる。さらに青森山田を絶対的な存在にさせているのが、全国大会での結果だ。
2009年度には2年生MF柴崎岳(ヘタフェ)を擁して第88回選手権準優勝を果たしたのを皮切りに、11年からスタートした「ユース年代最高峰のリーグ」である高円宮杯U−18プレミアリーグイーストに参戦すると、これまで一度も降格することなく、全国トップレベルのリーグで戦い抜いてきた。
スタート時からリーグにいる「オリジナル20」の中で、これまで一度も降格していないのは、青森山田、清水エスパルスユース、セレッソ大阪U−18、京都サンガF.C.U−18、サンフレッチェ広島ユース、東福岡の6チームのみ。
それだけでも十分に価値のあることだが、青森山田は一昨年度のプレミアリーグイーストで2位、昨年度は優勝を果たし、東西の王者で争われるチャンピオンシップも制して、「ユース年代真の日本一」の称号を手にした。この勢いで選手権を制し、近年では難しいと言われた2冠を達成した。
今年もプレミアイーストで優勝争い(第15節終了時点で2位)を繰り広げるなど、全国でも盤石の牙城を築く青森山田だけに、青森の「無風状態」はさらに加速していった。
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