【RIZIN】“神童”那須川が初福岡でKO宣言!「全部を『那須川天心の日』にしたい」
15日のRIZIN福岡大会で藤田大和と対戦する“神童”那須川天心にインタビュー 【スポーツナビ】
今大会ではRENA、山本美憂、浅倉カンナらが参加する女子スーパーアトム級、山本アーセン、石渡伸太郎らのバンタム級トーナメント1回戦が行われる。またスペシャルワンマッチでは、ジェロム・レ・バンナ、アンディ・サワー、川尻達也といったメンバーも参戦し、RIZIN初の福岡大会は豪華なラインアップとなった。
その中で“神童”那須川天心は、アマチュアボクシング界の至宝と呼ばれた藤田大和とMMAルールで対戦する。16年末のRIZINで総合格闘技デビューを果たすと、いきなりの2連勝。今年に入っても2試合とも1ラウンドKO勝利(才賀紀左衛門とはミックスルール)と、快進撃を続ける那須川。今回はMMAのキャリアは浅いながら、ボクシングで実績を残している藤田を相手に、どんな戦いを繰り広げるか注目が集まる。
スポーツナビでは、試合を前にした那須川にインタビュー。現在の調子などについて聞いた。
アマチュアボクシング逸材に「パンチで倒す」
天心の今年初戦となった「KNOCK OUT」では、元ボクシング世界王者をボディでKO。有言実行を果たした 【写真:中原義史】
いつも通り調子も良い感じで問題ありません。
――調整はどんなところに重点を置いていますか?
相手がパンチの選手ということで、相手が打ち合ってくれると言っていたので、逆に僕がパンチで倒してやろうかなと思っています。
――今年の初戦となった「KNOCK OUT」(2月12日)では、元ボクシング世界王者アムナット・ルエンロン選手(タイ)を宣言通りパンチでKO勝利していましたね。
そうですね。今回もそういうつもりでいます。相手の得意なところでやられたら、相当自信がなくなると思いますし、逆に自分の自信になるので、そうしたいなと思っています。
ほかとは成長スピードが違う
自分のストロングポイントを「バランスの良さ」と話す天心 【写真:中原義史】
全体的に伸びていると思います。普通の大人と、僕とでは同じ時間でも成長スピードが大分違うと思います。今は成長の過程で体も大きくなっていますし、パワーもスピードも瞬発力も全部ついてきていますので、何かいい人生を送れているなと思います(笑)。
――今年もハイペースで試合数をこなしていますが、その1つ1つの試合でテーマを持って臨んでいる感じですか?
相手に対して、毎回戦い方を少しずつ変えています。やはり、いつも一緒だと読まれてしまう部分もありますし、相手の得意なことに対して臨機応変に変えられるようにしています。昔から父と一緒に、どんな相手とも戦える練習はしてきています。
――その中で一番、自分のストロングポイントはどの部分だと感じていますか?
バランス的な部分で、誰にも負けていないと思います。僕は体が小さそうに見えますけど、実はずっと昔からインナーマッスルを鍛えているので、体幹の部分は負けないと思っています。