【DDT】20周年目の両国は竹下がV7で飾る ディーノがDDT新プロデューサー就任
20周年を迎えたDDTの記念すべき両国大会で、メインを飾った22歳のKO−D王者・竹下幸之介 【写真:前島康人】
DDTは97年5月14日に東京・北沢タウンホールで旗揚げされ、今年で20周年。09年以来、夏の両国大会が毎年恒例(12年のみ日本武道館)となっており、今年6月1日には、5年前の公約通りに東京ドームにも初進出。高木三四郎vs.鈴木みのるによる「東京ドーム全域を使ったノーピープル路上プロレス」を開催するなど、人間であれば成人を迎える年月を経ても、「大人になれない、大人げないプロレス」を提供し続けている。
ディーノがリング上の全権奪取 「攻め」のDDTへ!
最後はゴッチ式男色ドライバーで高木を粉砕したディーノ 【写真:前島康人】
鶴見亜門GM(中央)もいきなりのクビ! 大ナタを振るったディーノの周囲で何が起こるか 【写真:前島康人】
これまでは「DDTのアイコン(象徴)」として、ゲイレスラーというキャラクターがファンに愛されてきたディーノだが、フロントという立場になったことで、今後は嫌われ役となることも想定される。クビに納得のいかない亜門元GMも必死に抵抗していることから、今後もディーノの周囲に様々な波風が立ちそうだ。
竹下がV7成功 大家、佐々木が次期挑戦者に
王者・竹下幸之介が同世代の遠藤哲哉を下しKO−D無差別級7度目の防衛に成功 【写真:前島康人】
幼少時から大のプロレスファンであった竹下は、12年の武道館大会で17歳の現役高校生としてレスラーデビュー。昨年5月には史上最年少となる21歳でKO−D王座を戴冠し、「THE FUTURE」の名前通りに、DDTの未来を象徴する存在だ。14年9.28後楽園大会では、飯伏幸太&ケニー・オメガの「ゴールデン☆ラヴァーズ」からKO−Dタッグ王座を奪取。その時のタッグパートナーが遠藤であった。
30分近い熱戦となったが、最後はクロスアーム式ジャーマンで仕留めた 【写真:前島康人】
試合後は佐々木大輔、大家健の両王者が、竹下のベルトを狙いリングへ 【写真:前島康人】
3月の王座戴冠以来、先輩、同世代、イキのいい後輩などをことごとく撃破してきた竹下。今後は「誰が竹下にSTOPをかけるのか」プラス「ディーノがどんな手法で竹下を王座から引きずり下ろすのか」も注目されそうだ。