三冠馬オルフェーヴルから大物誕生? 栗毛の牝駒ロックディスタウンに★7つ
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
鮮やかな末脚でデビュー戦を制したロックディスタウン 【撮影:日刊ゲンダイ】
レースでの気性は問題なし ロックディスタウン
ロックディスタウン 牝 馬体重:490kg
★★★★★★★ 7点〔GIIIクラス〕
騎手:ルメール 厩舎:(美) 二ノ宮
生産: 社台コーポレーション白老ファーム
馬主:サンデーレーシング
父:オルフェーヴル
母:ストレイキャット(Storm Cat)
10頭立ての中で唯一の牝馬だったが、先団馬群の中で折り合いもバッチリ。新潟の外回りらしく完全な直線勝負の中でも追い出しを焦ることなくジリジリと進路を外へ取り、残り200m手前でGOサイン。反応・伸びともに◎で悠々と差し切った。ラスト3Fが11秒2−10秒5−11秒1という流れの中、自身は32秒5で上がっており、能力面は言うことなし。
馬体診断
パドックではややウルサイ様子を見せながらの周回。ただ、レースでの折り合いに問題はなく、多少のチャカつきは許容範囲か。牝馬にしては490キロと大きいが、重苦しさはなかった。馬体の造り、スケールは大きく、胴長・脚長の部類で距離の融通も利くタイプ。その割に手先の軽い走りで瞬発力も十分。
血統診断
祖母ローミンレイチェルは米・GIウイナーでもあるが、それ以上に年度代表馬ゼンノロブロイの母として名を馳せた。母ストレイキャットは1戦0勝という競走成績に終わったが、本馬の姉にタガノエリザベート(ファンタジーS)、キャットコイン(クイーンC)を産んだ。ステイゴールドとの間にキャットコイン、ワンブレスアウェイ(OP)を産んでおり、オルフェーヴルとの相性も良いだろう。メジロマックイーンの血が入ったことによって、姉2頭よりも距離適性は長目にシフトしそう。
馬券の狙い目→好位の馬群で折り合えるのは強味。東京ならアルテミスSやクイーンCといったマイル戦にも対応できそう。もちろん中距離もOK。
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