三冠馬オルフェーヴルから大物誕生? 栗毛の牝駒ロックディスタウンに★7つ

競馬専門紙「優馬」

叔父にサトノクラウンを持つ良血馬が2戦目でV ファストアプローチ

2戦目でファストアプローチの叔父にあたるサトノクラウン。写真は今年の宝塚記念 【撮影:日刊ゲンダイ】

8/6(日) 札幌1R 2歳未勝利 芝1500m
ファストアプローチ 牡 馬体重:532kg(-4)
★★★★★ 5点〔1600万クラス〕
騎手:四位 厩舎:(美) 藤沢和
生産:ノーザンファーム
馬主:山本英俊
父:Dawn Approach
母:ジョリージョコンド(Marju)

 外枠からロスの大きい形ではあったが、道中の行きっぷりは上々。積極的に鞍上も動かしていって3〜4角で前を捉えにかかると、直線入口ではすでに2〜3馬身近いリードを形成。完全に抜け出したことで若干気を抜く面を見せはしたが、最後は鞍上も流しての5馬身差圧勝。まだ粗削りな走りながらも高い能力を示してみせた。
 
馬体診断
 530キロ超の大型馬。初戦時からマイナス4キロと、数字的には若干絞れた程度だが、見た目はガラリ一変。明らかに体が絞れてパドックでの脚どりにも軽さが出てきていた。とはいえ気性面の幼さはまだまだ抜け切っておらず、この点に関しては課題だろう。2000m級となると微妙だが、体型的にマイル位はこなせていい。

血統診断
 母ジョリージョコンド自身は愛・GIII3着の実績だが、全妹ライトニングパールは芝1200mの英・GIチェヴァリーパークSを勝ち、全弟サトノクラウンは香港ヴァーズと宝塚記念を制覇。ガリレオの直系である父は英2000ギニーの勝ち馬で、祖父ニューアプローチも英ダービー勝ち馬でありながら1400mのGIを勝っており、兄にシンコウフォレスト(高松宮記念)がいる血統。この点を考えると、マイル以下でこそのタイプに育ちそう。

馬券の狙い目→父系は仕上がり早の系統で気性面がクリアになれば面白い。クロッカスS(東京1400m)やニュージーランドT(中山1600m)のようなマイル以下のレースで。

2/3ページ

著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント