交通渋滞を越えてアストラエンブレム 「競馬巴投げ!第136回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

関西輸送得意、小島茂厩舎のアストラエンブレム

 さて今年最初の予想だが、京都金杯は関東馬アストラエンブレムから行く(写真はないのだが)。この時期はどうしても調教が不規則になる。くわえて関東馬だと、輸送にUターンラッシュなども影響する可能性がある。しかし両方重なれば、それはいい方に出るのではないか。たとえば人間の正月だとどうしても体がなまるが、それが長距離Uターンをすることによって解消されるとか。

 まあ、これは無謀な論理かもしれないが、小島茂厩舎は特に関西輸送が得意だ。アストラのお母さんのブラックエンブレムも栗東滞在して秋華賞を勝った。

 2走前からデムーロ騎乗になり、明らかに走りが違ってきた。前へ行ったり、出遅れたり、気むらな面があったが、道中がぐっと落ち着いてきた。前走10月末から、やや間が開いているが、元々じっくり調整された方が走る傾向にある。ブラックムーンなど後方一気の馬も気になるが、後方馬が来ると悟れば同時に追い出して交わさせない技術を持つと考える。

 単(14)アストラエンブレムに千円。三単頭(14)固定、ヒモに(4)ブラックムーン、(6)エアスピネル、(15)マイネルハニー、(11)ダンツプリウス、(18)ガリバルディ、(1)ブラックスピネルの6頭30点。各三百円。総計一万円で勝負。

乗峯栄一の1万円馬券勝負! 2017冬の陣

<今週の1万円勝負(京都金杯)>
単勝(14)アストラエンブレム×1,000円
3連単(14)アストラエンブレム1着軸固定→(4)(6)(15)(11)(18)(1)[30点]×300円=9,000円

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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