名将の下、巻き返しを図るbj初代王者 B1西地区 大阪エヴェッサ編
bjリーグ初代王者の大阪エヴェッサ。Bリーグ元年でも優勝なるか 【写真:アフロスポーツ/bj-league】
名将・桶谷HCのサポート役は重鎮・清水GM
bjリーグ初代王者であり、3連覇を果たした老舗のエヴェッサは今季、さらに強力なチーム作りに動いた。ゼネラルマネジャー(GM)職に招いたのは、日本リーグからJBL、NBLなど国内のトップリーグで大きな足跡を残してきた清水良規。かつて関西のバスケットボール界をけん引した松下電器で現役生活を送り、その後指導者に転じてからも輝かしい実績を築き上げた重鎮である。フロントの狙い通り、桶谷HCがしっかりと作り上げたチームをベースに、新たな戦力の補強に成功した今シーズンのエヴェッサ。巻き返しに向けて準備万端だ。
ベテランポイントガード、木下博之が存在感を示す
新しくチームに加わったのは、大阪出身で長く関西でプレーしたベテランの木下博之。巧みにゲームをコントロールしながら、チャンスと見るや勝負強さを発揮し、3ポイントシュートを決める。ハートの強さは誰もが認めるところで、何より自分自身が大阪でプレーできることに喜びを感じているに違いない。
2013−14シーズンから在籍する相馬卓弥は素早い動きで相手を翻弄(ほんろう)し、得意のアウトサイドシュートを決める。アグレッシブにゴールへ向かう、タフなスコアラー・今野翔太も健在で、木下のリードでさらに輝きを増すだろう。
チームラボが総合演出するステージにも期待大
Bリーグ元年の今シーズン、舞洲アリーナをホームコートとして活動するエヴェッサは「舞洲エヴェッサパークプロジェクト」を進行中だ。舞洲を“バスケの聖地”にしようと力を入れている。試合会場のグッズ販売やキッチンカーを利用する際にも特典が付与されるエヴェッサパークアプリの運用が始まるほか、今夏お台場で開催されたDMM.プラネッツの演出を手掛けた「チームラボ」が音と光の総合演出をプロデュースする「チームラボ4Dステージ」も注目を集めそうだ。
「舞洲はアクセスが……」という声があるのも確かだ。しかし、われらがエヴェッサの応援にいくにあたって、大きな障害にはならないだろう。アリーナに向かう間も、ブースター同士で盛りあがることができる。敵であろうと、味方であろうと、試合前は同じバスケ仲間。一歩アリーナに足を踏み入れれば、そこにはスポーツエンターテインメントの新しい世界が広がっている。ブースターの緊張感や醍醐味(だいごみ)を感じられる場所――早くもティップオフが待ち遠しい。
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