有終の美ワンアンドもう一度 京都記念 「競馬巴投げ!第115回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

今月末での定年引退、胸に迫る

 その、本当によくしてもらった橋口調教師がいよいよ今月末で定年引退となる。早くから決まっていたこととはいえ、何か胸に迫ってくるものがある。

 でも、とりあえず写真説明から。

[写真9]アドマイヤデウス 【写真:乗峯栄一】

[写真9]はアドマイヤデウス。このところGIで大敗が続いているが、去年冬は日経新春杯、日経賞と連勝している。この時期に強いのかも(昨年JC週の撮影)。

[写真10]タッチングスピーチ 【写真:乗峯栄一】

[写真10]は昨年夏を境に急上昇している牝馬タッチングスピーチ。このところ牝馬の活躍が目立つだけに怖い(昨年女王杯週の撮影)。

[写真11]トーセンレーヴ 【写真:乗峯栄一】

[写真11]はオルフェーヴルと同期、同厩舎のトーセンレーヴ。しかも皐月賞まではレーヴの方が評判が高かった。明け8歳にして、またジリジリ伸びている感がある。遅れてきたオルフェーヴルとなるか(昨年有馬週の撮影)。

[写真12]ヒストリカル 【写真:乗峯栄一】

[写真12]も晩成型ヒストリカル。兄カンパニーのようにこれから花が咲く可能性も高い(この写真は古く、12年ダービー週の撮影)。

[写真1]はワンアンドオンリー(昨年有馬週の撮影です)。

ワンアンドオンリーの神懸かりに賭ける

 こうなると(いつも多かれ少なかれそうだが)予想ではなく、応援90%だ。橋口厩舎、来週のフェブラリーには登録がない。最終週の阪急杯、中山記念という可能性もなくはないが、やっぱり悲願のダービーを勝ち、そしてその後やや低迷しているワンアンドオンリーが最後の最後に橋口調教師に花を持たせるという、それが一番劇的じゃないか。そういう劇的なことが結構競馬では起こる。近走がどう、調教がどう、を乗り越えて、ワンアンドオンリーが神懸かり的に快走することに賭ける。

 単(10)ワンアンドオンリー千円。三連単(10)頭固定、ヒモに(12)ヒストリカル、(3)トーセンレーヴ、(2)アドマイヤデウス、(7)サトノクラウン、(1)ヤマカツエース、(9)レーヴミストラルの6頭ボックス計30点各300円。総計1万円でいく。

乗峯栄一の1万円馬券勝負!2016春の陣

<今週の1万円勝負(京都記念)>
単勝(10)ワンアンドオンリー×1,000円
3連単(10)ワンアンドオンリー1着軸固定→(12)(3)(2)(7)(1)(9))[30点]×300円=9,000円

<前回の結果(アメリカジョッキークラブカップ)>
単勝(13)ヤマニンボワラクテ×1,000円⇒ハズレ
3連単(13)ヤマニンボワラクテ1着軸固定→(1)(6)(7)(4)(11)(3)[30点]×300円=9,000円⇒ハズレ

<前回までの収支>
−10,000円−10,000円=−20,000円

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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