五郎丸、南ア戦前に「恐怖はあった」 日本代表W杯総括会見、選手コメント
田中史朗「日本全体を一緒のスタイルにできれば」
田中史朗はジョーンズHCの退任に対する不安はないという 【スポーツナビ】
そうですね、アルゼンチンもトライネーションズに入ってすごくレベルが上がっているので、日本もスーパーラグビーに入れば絶対にレベルは上がると思う。後は意識しないとケガも多くなると思うので、精神的にもすごくタフなチームができ上がると思います。
――そういった中で3、4カ月、スーパーラグビーでやるのは、個人だけでなく、チームとしてもレベルアップできるのではという期待感はあるか?
代表の監督とスーパーラグビーのチームの監督がどうコミュニケーションを取るかは分からないんですけれど、一緒のスタイルのラグビーをするのであれば、レベルアップは期待はできると思います。
――できれば同じスタイルでやった方がいいと?
そうですね、できれば日本全体を一緒のスタイルにできればと思うんですけれど、伝統なり何なりというのがどこの大学にもあると思うし、そこは僕が口出しできる部分ではないので。でも、できれば日本全体のラグビースタイルを一緒にすれば、代表に入った時に1つの方向を向いて戦えるのではないかなと思います。
――エディーHCが辞任することが決まっているが、選手に不安はある?
ないですね。すごく良いコーチでしたし、練習のハードさもそうだったんですけれど、やっていたのはプレーヤーですから。信頼関係はすごくあったんですけれど、次の監督ともそういうコミュニケーションをしっかり取れれば、やってきたことはマイナスにはならないので、みんな自信を持って次の代表に臨めると思います。
山田章仁「結果を残せてよかった」
サモア戦で決めた鮮やかなトライを振り返った山田章仁 【スポーツナビ】
あそこでずっとみんながアタックして、最後に畠山からパスが来たので、前にもって行きたいという気持ちでダイブしました。
――あのダイブは日本の引き出しにあったもの?
ロールという技はずっと勉強していたので、ああいう舞台で出てきてくれて、結果を残せてよかったですね。
――あのロールはアメリカンフットボールの経験も生きた?
アメフトの経験もやっぱりためになっていますね。トレーニング自体で良い経験になりました。
――南アフリカ戦の勝利はどういう気持ちだった?
本当に信じられないような感じでした。僕、基本的に試合中も結構余裕があるんですけれど、終わりが近づくにつれて「勝てるんじゃないか」という気持ちがどんどん強くなってきて、最後の最後は外で見ていましたけれど、最後はみんなやってくれるんじゃないかという思いで見ていました。
――テレビの映像を見ていると、最後にコンタクトを落としたように見えたが?
そうです、感動しすぎました(笑)。みんなとはしゃいでいたらコンタクトが落ちて。このままでいいかなと思ったんですけれど、せっかく歴史的快挙の最中、コンタクトなしで見るのもどうかな? と思って。(コンタクトは)手についていました。
――セブンズの予選スコッド入りし、11月にはアジア予選があるが、自分の(次の)ターゲットになるか?
もちろん。こうやって全力で15人制のW杯にもチャレンジできましたが、このエネルギーを次に、7人制という五輪の競技で(つなげていきたい)。日本の国民が期待する大会です。スケジュールは出ていませんがしっかりコミットしてやっていきたいと思います。
――五輪へのイメージは?
日本中が注目する大会の1つだと思うので、アスリートとしてはすごく魅力のある大会ですね。
――19年W杯はもちろん日の丸を背負って?
もちろんですね。国のためにというか、国民の皆さんのために戦えるというのは素晴らしいことだと今回もあらためて思ったので、引き続き自分の能力を上げて、今以上に良いプレーができるように頑張っていきたいと思います。