「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」のB1第13節は、各地で2024年最後となる水曜ゲームが開催。全カードが同地区対決となり、中地区6位のファイティングイーグルス名古屋は、名古屋市稲永スポーツセンターに同7位の横浜ビー・コルセアーズを迎え撃つ。両者の勝敗差はわずか「1」。ホームのFE名古屋は一戦必勝で白星獲得を狙う。

　前節のFE名古屋は、敵地でサンロッカーズ渋谷との対戦。初戦は最終クォーターで8－26と差をつけられて手痛い逆転負けを喫した。それでも、第2戦は76－63でリベンジ成功。この試合では後半で51－27と攻守が噛み合い、ペイントエリアで50得点、相手のターンオーバーから20得点をマークした。

　直近5試合で3勝2敗のFE名古屋に対し、横浜BCは4連敗中。前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズとのGAME2では第4クォーターに追いついて延長戦に持ち込んだが、齋藤拓実にキャリアハイタイの34得点を献上。最後は6点差で敗れた。

　FE名古屋は佐土原遼が30分以上コートに立つ試合が続いているため、タイムシェアを図ってディフェンスの強度を保ちたい。攻撃では11月に加入したオルフェミ・オルジョビが3試合連続で2ケタ得点を記録中。今節の躍動にも期待がかかる。

　マイク・コッツァーがケガで離脱中の横浜BCは、いかに失点を抑えられるかが重要。前節の第1戦では、名古屋Dに32本ものフリースローを与えてしまった。今節は不要なファウルを抑えつつも、ナナーダニエル弾と杉浦佑成にはインサイドでの体を張った守備で勝利を手繰り寄せてほしい。

　オープンハウスアリーナ太田でも、東地区3位の群馬クレインサンダーズvs同4位の秋田ノーザンハピネッツによる好カードが開催。バイウィークが明けて以降、群馬は6勝1 敗、秋田は5勝2敗と互いに波に乗っている。ホームの群馬としては好調の要因となっている堅い守備を披露できるかが1つのポイント。藤井祐眞とコー・フリッピンのガード陣が持ち前の運動量で激しくプレッシャーをかけ、秋田のお株を奪うようなディフェンスで試合を優位に進めたい。

　中地区首位のアルバルク東京は連勝が「9」でストップ。今節は1勝差で同2位に位置する三遠ネオフェニックスとの首位攻防戦を迎える。第3節の2連戦では星を分け合ったが、今節は1試合のみ。前回は第1クォーターを制した方が勝利を収めたため、立ち上がりのパフォーマンスが勝敗を左右しそうだ。A東京のキーマンは小酒部泰暉。3試合連続で2ケタ得点をマークしている小酒部が、ディフェンスでも存在感を示して三遠の攻撃を抑える原動力になれるか。

　前節ホームで2連勝を飾った長崎ヴェルカは、ハピネスアリーナに島根スサノオマジックを迎え撃つ。馬場雄大が第6節以来となる復帰を果たし、チームとしてはここからギアを上げたいところだ。島根で最も抑えなければいけないのは、攻撃の中心を担う安藤誓哉。マークマンには松本健児リオンやマーク・スミスが予想されるが、状況に応じて馬場がその役目を担うかどうかも見もの。勝てば今シーズン2度目の3連勝。西地区首位撃破には本拠地の後押しも必要不可欠となる。

文＝小沼克年

■B1第13節試合日程
・レバンガ北海道vs茨城ロボッツ（＠北海きたえーる）
12月18日（水）19時5分〜

・群馬クレインサンダーズvs秋田ノーザンハピネッツ（＠オープンハウスアリーナ太田）
12月18日（水）19時5分〜

・越谷アルファーズvs宇都宮ブレックス（＠越谷市立総合体育館）
12月18日（水）19時5分〜

・千葉ジェッツvs仙台89ERS（＠LaLa arena TOKYO-BAY）
12月18日（水）19時5分〜

・シーホース三河vsサンロッカーズ渋谷（＠刈谷市体育館）
12月18日（水）19時5分〜

・ファイティングイーグルス名古屋vs横浜ビー・コルセアーズ（＠名古屋市稲永スポーツセンター）
12月18日（水）19時5分〜

・名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs 川崎ブレイブサンダース（＠ドルフィンズアリーナ）
12月18日（水）19時5分〜

・滋賀レイクスvs琉球ゴールデンキングス（＠滋賀ダイハツアリーナ）
12月18日（水）19時5分〜

・大阪エヴェッサvs佐賀バルーナーズ（＠おおきにアリーナ舞洲）
12月18日（水）19時5分〜

・広島ドラゴンフライズvs京都ハンナリーズ（＠広島サンプラザホール）
12月18日（水）19時5分〜

・長崎ヴェルカvs島根スサノオマジック（＠ハピネスアリーナ）
12月18日（水）19時5分〜

・アルバルク東京vs三遠ネオフェニックス（＠国立代々木競技場 第一体育館）
12月18日（水）19時35分〜