「Ｋｒｕｓｈ４８」でグレイシャア亜紀を下し、２度目の防衛に成功したＫｒｕｓｈ女子王者・朱里が２４日、都内Ｋｒｕｓｈ事務局で記者会見を行い、Ｖ２を振り返るとともに２０１５年の展望を語った。

　朱里は「グレイシャア選手に勝って、防衛することが出来てうれしいです。でも、反省点もいっぱいあるので、２０１５年にもっともっと強い朱里を見せられるように練習したいと思います。今年はＫｒｕｓｈの最初の大会（１月４日）と最後の大会（１２月２１日）に出ることが出来てうれしいいです。来年も“最強の女”を目指してやっていきたいと」とコメント。

　２０１４年の朱里はＫｒｕｓｈ女子王座だけでなく、プロレスでもＣＭＬＬ世界女子とＲＥＩＮＡ世界女子のタイトルを獲得し、三冠王に君臨。二刀流として大活躍した。そんな朱里に新たな飛躍となる話が舞い込んできた。Ｋｒｕｓｈ・宮田充代表によれば、朱里に海外遠征のオファーが届いているという。

「朱里選手は格闘技だけではなくプロレスの活動もしています。いい個性を持っている選手なので、以前にも海外の試合の話もありました。そこで今回デビューから１０連勝を飾り、所属するボスジムさんとも話したのですが、早ければ２月に海外の大会からオファーが来ています。朱里選手・ボスジムさんともに前向きなので、朱里選手の格闘家としての２０１５年の第一戦は海外になるのかなと思います」（宮田代表）

　その詳細は現在調整中だが、４月にはプロレスでメキシコ・ＣＭＬＬ遠征も果たしただけに、来年もまた日本のみならず海外にまで活躍の場が広がりそうだ。朱里は「Ｋｒｕｓｈ女子王者として女子を盛り上げていきたいし、いい試合をしてＫ−１に出場したいという気持ちもあります。どんどん試合をして“朱里”という名前を広めていきたいです」と２０１５年の飛躍を誓う。

　そして２６日に後楽園ホールで華名とのＲＥＩＮＡ女子戦も控える朱里は「必ずベルトを防衛して三冠王のまま年を越して、２０１５年も勢いに乗っていこうと思います」と力強く語った。三冠王者として、来年は格闘技での海外進出も視野に入れた朱里。２０１５年はさらに大きな存在となることは間違いない。