吉田、カレリンに並ぶ“世界12連覇” 初戦敗退の浜口は現役続行か=女子レスリング
伊調とダブルで4連覇挑戦はあるのか――
浜口、まさかの初戦敗退でメダル獲得ならず……
浜口のブロックは、ロシア、中国など強豪ひしめくブロックだったためマニュロワは実力がある選手だったが、次戦で優勝したロシアのナタリア・ボロベワ(ロシア)にフォール負け。浜口は敗者復活戦に回れず、04年アテネ銅、08年北京銅に続いて連続メダルはならなかった。
試合後は涙にくれた。開口一番に「勝てると思ったんですけど」と声を絞り出すのがやっと。浜口のブロックに実力者が集結したことは「五輪だから強い選手が集まっているのは当たり前。どんな相手でも、今回のロンドン五輪は自分のことを信じて、今までやってきたことをすべて出そうというのが目標だった。だから、ずっと強気で弱気にならないようにしました」という姿勢で試合に臨んでいた。五輪で初戦敗退で終わったのは初めてのことだったが、34歳でアジア予選を勝ち抜いて出場したロンドン五輪。「精いっぱいやったし、全力は出し切れた」と言い切った。
5月のW杯では「おそらく日本で最後の試合になるかも」と、試合後のマットにキスをしてロンドン五輪での引退を示唆していたが、去就については「自分と相談するけど、まだまだレスリングシューズは脱ぎたくはない」と話した。まだまだ浜口を脅かす選手は日本国内にいない。浜口の意志次第では現役続行もありえそうだ。
アニマル浜口氏登場 愛娘の現役続行を後押し
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