栗原あゆみがCMLL世界女子王座を防衛=REINA

REINA女子プロレス

最強の挑戦者を退けCMLL世界王座の防衛に成功した栗原あゆみ 【REINA女子プロレス】

『REINA』の新春第1弾大会『REINA24』が15日、新宿FACEで行われ、メーンイベントでは王者・栗原あゆみが最強の挑戦者ヘイリー・ヘイトレッドとCMLL世界女子選手権を敢行した。
 メキシカンの伝統的な闘い方と違い、3本勝負初体験だと事前に不安を語っていたヘイリーだが、1本目からパワー全開で勝ちに来た。圧倒的な怪力殺法で王者・栗原を徹底的にいたぶり、ほとんど反撃のチャンスを与えないまま6分29秒、強烈なラリアットで栗原を沈めた。

 2本目、ヘイリーは短期決着に出て、開始早々にも破壊的なラリアットで栗原の体を宙に浮かせる。和田京平レフェリーも、思わず2.9のギリギリであった。その後もヘイリーの猛攻が続いたが、なんとか2分41秒、王者が横回転エビ固めでスコアをタイに持ち込んだ。

変形裏投げ連発で伝統のベルトを死守

必殺の変形裏投げを連発し伝統のベルトを死守した 【REINA女子プロレス】

 3本目は死闘に。コーナーポストからドロップキックを放っても、払いのけてしまうパワーがヘイリーには残っている。圧巻だったのは栗原にとっての必殺技である、変形裏投げを三連発でお見舞いしたのに、ヘイリーが立ちあがってきたことだ。しかし、諦めない栗原は強烈な頭突きをゴツンと打ちこみ、脳震とうを起こさせた上で再度の変形裏投げを決めてみせたのだ。これでスリーカウント! 苦しみながらも栗原が王座を防衛、試合後はメキシコ遠征での防衛戦を掲げていた。

アマンダ・ルーカス戦を控えた堀田が快勝

CMLL所属の下田(右)は格闘技戦を控える堀田にエール 【REINA女子プロレス】

 新春スペシャルと題されたセミファイルでは、堀田祐美子、豊田真奈美、石橋葵組が、CMLL所属の下田美馬、カサンドラ、オーストラリアからプロレス留学中のケリー・スケーター組という豪華な顔ぶれの6人タッグ戦が実現。
 豊田真奈美の「体重48kg」とのコールに「え〜!」というお約束の観客の声があったが、試合が始まれば“飛翔天女”はローリングクレイドルで下田を回し、また強烈なミサイルキックを打ちこむハッスルぶり。最後は2月18日にDEEP大会にて格闘技戦を控える(対アマンダ・ルーカス)堀田が、腕ひしぎ十字固めを下田に極めたが、下田はマイクを取って格闘技戦に挑む堀田にエールを送っていた。

 CMLL−REINA認定インターナショナル・ジュニア選手権試合は、メキシコでRayを破って第2代王者となったシルエタがREINAに凱旋! タイトル挑戦は初だったという沙耶と中身の濃い接戦を披露。ベルトを巻いたことで一回り大きく成長した感のあるシルエタも素晴らしかったが、沙耶の大健闘も光っていた。

■REINA 24
1月15日(日)東京・新宿FACE 観衆:415人(満員)

<メーンイベント CMLL女子世界王者選手権試合 無制限三本勝負>
[王者]○栗原あゆみ
(2−1)
[挑戦者]●ヘイリー・ヘイトレッド

1本目 6分29秒 ○ヘイリー ラリアット→片エビ固め
2本目 2分41秒 ○栗原 横回転エビ固め
3本目 8分12秒 ○栗原 変形裏投げ→体固め
※第14代王者が初防衛に成功

<セミファイナル 新春スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負>
○堀田祐美子、豊田真奈美、石橋 葵
(21分09秒 腕ひしぎ十字固め→ギブアップ)
●下田美馬、ケリー・スケーター、カサンドラ

<第3試合 CMLL−REINAジュニア王座選手権試合 30分一本勝負>
[王者]○シルエタ
(11分24秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め)
[挑戦者]●沙耶
※第2代王者シルエタが初防衛に成功

<第2試合 キャットなお色気満開!? 20分一本勝負>
○ラ・マルクリアーダ&バンビ
(10分54秒 マルクリバスター→体固め)
アップルみゆき、●レイディ・アフロディータ

<第1試合 新鋭がベテラン・ルチャドーラに挑む 15分一本勝負>
●飯田美花
(6分40秒 変形ストレッチ→ギブアップ)
○サオリ
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