非常識だからこそ「ビールかけ」だ! カネシゲタカシの『ぷぷぷぷプロ野球』
【カネシゲタカシ】
例えば1999年の福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)などは、そんな世間の批判に配慮するかたちで「祝勝水」なる炭酸水をかけあったこともありました。
でも、それじゃダメなんです。
ビールがもったいないのはごもっともです。非常識なのもごもっともです。でも、もったいなくて非常識だからこそ、意味があるのです。
酔っ払いとは違う不思議な高揚感
ところで皆さんは、実際にビールかけをやった経験はありますか? 僕は一度だけあります。それは去年の12月、普段から仲良くしているタレントで声優の杜野まこさんが主催する『アルコール消毒会2015!』というビールかけイベントに呼んでいただいたときのこと。そこでは光栄なことに僕が乾杯(かけ杯?)の音頭をとらせていただくことになりました。
「お前さんたちはね、強いサムライになった! おめでとう!!」
ええ、第2回WBC、シャンパンファイトでの原辰徳監督よろしく叫ばせていただきました。男なら一度は言ってみたいセリフ。あれは気持ち良かったな。
そして、それを合図に始まったビールかけも実に楽しいものでした。飛び交う泡と歓声、肌を伝うピリピリとした感覚、あたり一面に漂うビールのにおい。とんでもない非日常感と解放感、そして連帯感!