ワカマツ元マ軍監督が語るイチローの素顔 ユーモアのセンスからDL入り裏話まで
2009年、マリナーズの指揮を執ったワカマツ監督(右端)と試合前に談笑するイチロー(中央)とグリフィー.jr 【Getty Images】
そんな事実を、マリナーズで監督になる数年前まで知らなかったというワカマツ現ロイヤルズコーチは、それをきっかけに、日系人の宿命に興味を持ち、自分に日本人の血が流れていることを自覚する。そうした部分で分かり合えることがあったのだろうか。イチローと打ち解けるのに時間はかからなかった。
イチローと最初に交わした会話
イチローのことはもちろん知っていた。ワカマツ元監督は、レンジャーズ、アスレチックスのコーチを歴任。同地区のマリナーズとは年間、何度も顔を会わせる。
「相手のベンチからずっと見てきたから、もちろんイチローのことは知っていたけど、話したことはなかった。だから会話を交わしたのは、あの時が初めてだった」
ワカマツ元監督はチーム関係者に、「イチローの練習が終ったら教えてくれ。良い機会だから、挨拶をしたい」と伝えた。
ただ、自己紹介するだけじゃなくて、少し話がしたい。どんな話題が良いのだろうか。そのとき、レンジャーズのコーチ時代にクローザーを務めていた大塚晶文(現中日2軍コーチ)のことを思い出して電話をしたそうだ。
「イチローとなにをどう話していいか分からなかったから、アキに電話をしたんだ。私は2003年から07年までレンジャーズのコーチを務めたが、そのときアキもレンジャーズにいたからね。で、アキとイチローが06年のWBCでチームメイトだったことも知っていたから『どう話しかけたら良い? どんな話をしたら良い?』って聞いたんだ」
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